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仙台・松島・山寺 [日本]

2018年11月5日(月) 曇

以前から行きたい行きたいと思っていた仙台・松島。
ピーチのセールを見て、思わず予約してしまいました。
とゆうわけで、2泊3日の旅です。

3日とも天気がイマイチです。
松島で雨は嫌なので、降水確率が低い初日に松島を巡ることにしました。
関空から仙台空港まで、仙台空港から松島行きのバスがあるので、それを利用することに。

が、しかし関空での出発が30分遅れました。
乗換時間が35分なので、アセアセ。仙台空港に着いて、ダッシュでバス乗り場まで。
空港を出て、すぐの所がバス乗り場でギリギリセーフで間に合いました。ラッキーです。
料金は¥1000です。

1時間ほどで松島に到着。
まずは、観光船のチケットを買いました。
出航まで時間があったので、周辺をブラブラと観光です。

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福浦橋です。
全長252m。通行料¥200を払えば、福浦島に渡れます。時間がなかったので眺めるだけにしました。

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五大堂です。
大同2年(807)に坂上田村麻呂が建立したのが始まりといわれ、慶長9年(1604)に政宗が再建しました。ヒノキなどを使った木造建築で、東北最古の桃山建築ともいわれています。
透かし橋が綺麗です。

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仁王丸とゆう船です。定員400名の大型船です。
10分前に集合と言われていたので、10分前に行ったら長蛇の列です。はよ並んどいたら良かったです。

平日といえど混んでいましたが、なんとか窓側の席に座れました。
約50分の船旅です。料金は割引チケットを使って¥1350です。

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二つ仲良く並んだ様子から双子島と呼ばれています。
右側が鯨島、左側が亀島です。

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千貫島です。
伊達政宗が気に入り、「この島を館に運んだ者には銭千貫与える」とゆうたんが名前の由来です。

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鐘島です。
島に4つの穴があり、穴に打ち寄せる波の音が鐘を打つ音のように聞こえるそうです。
また、この穴が昔の小判のように見えるところから金の島とも呼ばれています。

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仁王島です。
ベレー帽をかぶった仁王像のようです。

松島湾はスケールが大きく、海外の湾のように感じました。
瀬戸内海や日本海の小さな湾を見慣れた者としては、ちょっと違和感がありました。
船が大きくて島に近寄れないのとスピードが早いので、小さな船でのんびりと眺めたら、もっと風情があるのになと思いました。観光客が多いので、さばくのには大きな船が必要なのでしょう。

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瑞巌寺の中門です。
天長5年(828)に慈覚大師が開創。慶長14年(1609)に伊達政宗が約5年の歳月をかけて禅寺として再建しました。

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庫裡内は撮影禁止です。
庫裡から中庭を眺めたところです。
まだ紅葉には少し早かったですが、色づいているところもありました。

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円通院です。
伊達政宗の嫡孫(ちゃくそん)光宗の霊廟として、正保4年(1647)瑞巌寺第100世洞水和尚により三慧殿(さんけいでん)が建立され開山されました。

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紅葉の名所としても有名です。夜はライトアップされます。
庭園との対比が綺麗です。

松島から仙台までJRで移動。
今回の宿は、ナインアワーズ仙台です。
1泊¥1873と嬉しい価格のカプセルホテルです。
設備は綺麗で申し分ないのですが、館内は飲食禁止なので寝酒が出来ないのが玉に瑕です。

ホテルの近くは繁華街で飲むところには事欠きせん。
「せり鍋」が仙台名物とは知らなくて、是非食したいと思っていたのですが、店は予約で満員でした。
国分町とゆうところは全部3000件の飲み屋がありますので、適当な店でお酒を頂きました。

2018年11月6日(火)曇後雨

仙台で、どこか紅葉狩りをしようと思っていたのですが、交通の便が悪いので探していたところ山寺(山形県)が近いので行くことにしました。仙台と山形って近いって意外でした。

仙台からJR各停で1時間ちょっとで山寺駅に到着。
山寺は通称で、正しくは「宝珠山 立石寺(ほうじゅさん りっしゃくじ)」と言います。
そんなに標高があるわけではないのですが、ひんやりして肌寒いです。
でも大丈夫、1070段の石段を登っていきますので、すぐ暖かくなるでしょう。

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登山口から少し登ったところに、根本中堂があります。
ブナ材が全体の6割程度用いられて建造されており、ブナ材の建築物では日本最古と言われ、天台宗仏教道場の形式がよく保存されています。

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山門の手前で売っていた、山形名物「玉こんにゃく」です。懐かしいなぁ〜。
ここでは、力こんにゃくとゆう名前で売っています。一串100円です。
よく味がしゅんでて美味しいです。

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松尾芭蕉の像がありました。
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」・・・元禄2年(1689)7月13日に山寺を訪れた松尾芭蕉の句です。
ここで有名な句が生まれたとゆうことも知りませんでした。

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入山料300円を払い、山門をくぐって本格的に石段を登っていきます。
ジジィパワー プラス 力こんにゃくパワーで登っていきます。

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仁王門のところの紅葉です。
時期的には今が見頃だと思います。ここの紅葉は鮮やかでしたが、全体的には今年は色づきが悪いです。

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修行の岩場です。
岩場から転落死した者も多かったので、今は修行者以外の登山は禁じられています。

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1070段の石段を登って、奥之院にたどり着きました。
雨が心配だったのですが、なんとかもってくれました。

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雲が多いですが、下界の眺めが素晴らしいです。
芭蕉もこの景色を眺めて名句が閃いたのかもしれません。

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開山堂と納経堂です。
この景色を眺めて来て良かったなぁと思います。
下山を始めたら雨が降ってきて、ええタイミングで登れたと思います。

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山寺芭蕉記念館です。
山寺は人が多かったですが、ここを訪れる人はめっちゃ少ないです。
雨も本降りになってきたので、雨宿りを兼ねてのんびりと見学しました。
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句が、どんな風に推敲していったか分かって面白かったです。
もともとは、「山寺や石にしみつく蝉の声」だったそうです。

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奥之院の標高は417mですが、下からの眺めはもっとあるように感じます。
石段を登ることによって、煩悩が消滅すると信仰されている修行の霊山です。
沢山のお坊さんも登ってはりました。

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煩悩を捨てきれない私は、仙台に戻ってきて、フラフラと飲み屋へ。
今日は仙台駅の近くで一杯。マグロぶつ刺、290円、安くて旨い。仙台の夜が更けていきます。

2018年11月7日(水)曇

今日は一番降水確率が高かったのですが、降っていませんでした。ラッキーです。
ここの宿はチェックアウトしても荷物を預かってもらえます。

今日は仙台市内の観光です。
るーぷる仙台とゆう循環バスを利用します。1日乗車券で620円です。
宿の近くのバス停から乗ったのですが、満員でビックリ。仙台は人気観光都市なのですね。

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仙台観光といえば、ここは外せません。瑞鳳殿です。
寛永14年(1637)に造営された初代藩主・伊達政宗の霊屋です。
瑞鳳殿の正面門は、涅槃門と呼ばれています。涅槃とは煩悩を取り去った悟りの境地となる状態を意味し、広くは死とゆう意味になります。

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涅槃門は樹齢数百年の青森檜葉を用いて再建され、正面扉上部の蟇股には瑞獣「麒麟」が彫刻されています。鮮やかなもんです。

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1636年、70歳で生涯を閉じた仙台藩祖伊達政宗公の遺命により、翌年の1637年に造営された霊屋です。
太平洋戦争時の1945年、アメリカ軍による仙台空襲で焼失してしまいました。その後1979(昭和54)年に焼失以前の瑞鳳殿を忠実に再現して再建され、平成13年(2001)には仙台開府四百年を記念して大改修工事が実施され、現在の姿となりました。

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一部紅葉していましたが、係りの人いわく一週間早いなぁとのことです。

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第2代藩主・忠宗を祀る「感仙殿」です。
忠宗は錬成された人格と法治主義により、仙台藩の実質的な基礎を確立しました。

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第3代藩主・綱宗を祀る「善応殿」です。
綱宗は書画、和歌、能などの芸能分野に才能を発揮し、秀作を数多く残しました。

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仙台城跡の本丸跡に立つ伊達政宗公騎馬像です。
カッコよろしいな。

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本丸跡からは仙台の街並みが綺麗に見えます。

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本丸跡の廻りを散策。山城のため比較的石垣は少ないのですが、本丸北側の石垣は約17mの高さがあり、なかなかええ眺めです。

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国際センター駅前には、羽生結弦選手のサイン入りモニュメントが建っています。
仙台は、日本フィギュアスケート発祥の地でもあります。

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三居沢電気百年館です。
東北で初めて電気のあかりがともりました。明治21年(1888)。今から130年前のことです。それを記念して1988年に建てられたのもです。

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水力発電所の中がガラス越しで見られます。
無人で発電機が働いています。

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百年館の前には、水力発電発祥之地の碑があります。

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百年館の横には、三居沢発電所があります。
国指定有形文化財でもあります。なかなか趣のある建物です。

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大崎八幡宮です。
伊達政宗の命により慶長12年(1607)に造営され、社殿は安土桃山時代の遺構として国宝に指定されています。が、七五三のお祝いのステージが設えられていて、全容が見えませんでした。残念。

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仙台の食で、これは外せません。牛たん屋で昼食です。
定食は牛たん焼きに、麦ご飯とテールスープがついてきます。牛たん焼き4枚で1500円です。厚切りにしたタンが美味しいです。お昼をまわっていたのですが、結構人が入っていました。

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お腹もいっぱいになったので、散歩です。
定禅寺通り。ケヤキ並木が700m続く散策路です。12月になれば数十万個のイルミーネーションがともり、光のページェントが開催されます。電気の下準備がなされていました。

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晩翠草堂です。
土井晩翠が晩年を過ごした建物です。「荒城の月」の作詞者とは知りませんでした。

朝から夕方まで、いろいろな仙台を見ることが出来ました。
ようやく訪れることが出来た仙台。思っていた以上に奥深い街でした。


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