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ワルシャワ観光part3 [ポーランド]

2010年8月24日(火)曇時々雨

ベッドでごろごろとしていたら8時45分に、おじさんが朝食を持ってきました。おじさんはどっか出かけるのでしょうか。

私のPCを見てネットにつながるよと教えてくれました。ネットショップに行かんでもよかったです。最初に聞いといたらよかったです。

トラムに乗ってセントロに行こうと思ったら途中から違う方向に向かいだしました。次の停留所で降りて歩いてセントロのほうへ歩きました。路線番号は間違っていないですが。いつから行き先が変わったのか分かりません。

オスロでもトラムに乗っていて途中から路線番号が変身したことがあって、ヨーロッパの乗り物は油断がならないです。

改めてセントロ行きのトラムに乗りました。
セントロに着いてバスに乗り換えです。ガイドブックに乗っている停留所はなくなっていました。地図を見ながら降りるところを確認して下車しました。

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ワジェンキ公園にあるショパンの像です。しだれ柳に腰をかけています。ヴァツワフ・シマノスキ作で1926年に除幕されましたが、ナチス・ドイツによって破壊され復元されたものです。

ワジェンキ公園は、最後のポーランド王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキが造らせた公園で、1766年から30年かけて造られました。

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公園内には王の夏の離宮として建てられたワジェンキ宮殿があります。水に囲まれた宮殿で水上宮殿と呼ばれています。

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現在、宮殿は国立博物館の分館として17~18世紀の美術品が展示されています。

宮殿に入る際に、靴にスリッパのようなカバーを履いて見学するのですが、すべりやすいカバーで、つるつるの大理石の階段ですってんころりんしてしまいました。打ち身と擦り傷ですんだのでよかったですが、ジジィなんでケガの直りが遅くて注意注意です。

セントロまでは歩いて戻ります。

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ウヤドズフスキ公園です。
ワルシャワの公園は綺麗なのですが、池などの水が綺麗じゃないです。それともこうゆうのがポーランド好みなのでしょうか。

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国会上院と下院です。
1927~28年に建てられました。このあたりから天気が怪しくなってきて、ときおり小雨が降ります。

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聖アレクサンドル教会です。
ローマのパルテノン神殿をモデルにして造られました。

昨日閉まっていたショパン博物館に行きます。入場料がPLN10からPLN22に上がっているのにビックリ、チケットを買おうと思ったら今日は無料と言われ喜び、でも19時まで満員と言われガッカリ。

ショパンの熱心なファンとゆうわけでもないので、縁がなかったと諦めました。

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シナゴーグを見学しようと思って行ってみたら閉まっていました。
今日はケガするし観光は思うようにいかへんし、こんな日は大人しくしているのに限るのかもしれません。

宿に戻るのにトラムに乗っていたら、初めて検札にあいました。やっぱり今日は厄日のようです。ちゃんと乗車券を持っていたので何も心配することはないのですが、降りる停留所なので降りよとしたら引き戻されて検札されました。怪しく見えたのかもしれませんが、降りられへんかったら、どうしてくれるんでしょうか。


ワルシャワ観光part2 [ポーランド]

2010年8月23日(月)曇

月曜日はほとんどの美術館・博物館がお休みです。
ガイドブックでは、ショパン博物館は火曜日が休みとなっていたので行って見ましたが、月曜日が休みに変わっていて閉まっていました。これから行く方、要注意ですよ。

休みなんはしょうがないです。気を取り直して町をぶらぶらしてみます。
先日は結婚式でゆっくり見学できなかった教会などを見てみます。

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聖十字架教会の中です。
ショパンの胸像と追悼文が書かれています。追悼文はポーランド語なので分かりませんが、ショパンの心臓ここに眠ると英語で書かれています。

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ワルシャワ大学の中にカジミエーシュ宮殿があります。
この宮殿には1817年に中・高等学校と音楽学校がおかれており、1823~29年にはショパンも在学していました。在学していたゆう碑が宮殿内にあります。

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チャプスキ宮殿です。
かつてのクラシンスキ宮殿で、現在は美術アカデミーとなっています。

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ここの3階はショパン一家が1827年からワルシャワで3番目に住んでいたところです。ショパンが1830年にポーランドを離れるまで、この国での最後の家になります。現在は、ショパンの家のサロンとして公開されています。入場料はPLN3です。

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旧王宮広場までやってきましたら、旧王宮のお色直しをしていました。手作業なので大変やと思います。

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かなり古そうな建物ですが、これも戦前のように再現したものでしょう。

ワルシャワはネットが出来るところが少なくて、旧市街市場広場の近くにあるネットショップでネットしました。料金は1時間PLN5でした。

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聖母訪問教会です。
ゴシック様式の教会です。右側の鐘楼だけ16世紀のまま残っています。

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この辺りまで来ると観光客も少なく、中には誰もいませんでした。中もシンプルな造りです。豪華やなかったら、観光客がなかなか訪れないです。

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サスキ公園です。
18世紀に当時のポーランド王アウグスト2世が開いた公園です。ワルシャワの人がのんびりとくつろいでいます。

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この公園の中に無名戦士の墓があるのですが、改修中です。写真の幕が張ってあります。改修中でも衛兵2名が墓を守っています。


ワルシャワ観光part1 [ポーランド]

2010年8月22日(日)晴

B&Bなので朝食付きです。キッチンで食べるのかなと思っていましたら、自分の部屋で食べるようになっています。おじさんが運んできてくれて食事です。パンとチーズ、ハムの簡単なものですが、ありがたいです。

トラムに乗ってセントロに行きます。宿が遠いから交通機関をよく使いますので、3日間乗り放題のチケットを購入しました。PLN16です。これでバス、トラム、地下鉄が乗り放題になります。

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旧市街市場広場です。
古い町並みのように見えますが、第2次世界大戦で壊滅的に破壊されたものを忠実に復元したものです。過去の絵や写真はもちろん、生き残った住民の記憶を総動員して壁のひび一本にいたるまで忠実に再現しました。

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その広場の真ん中には人魚像が建っています。

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聖ヤン大聖堂です。
歴代の王の戴冠式や憲法宣言式など、数多くの歴史的行事が行われた、ワルシャワで最も古い教会です。

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旧王宮です。
ここは王の住居であっただけではなく、大統領執務室として使われたり国立劇場がおかれたりと政治、文化の舞台となりました。

日曜日はガイドなしのルートで無料で見学できます。

クラクフにあるチャルトリスキ美術館には、レオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」とゆう作品があるのですが、チャルトリスキ美術館は改装中で閉館していました。その間、ワルシャワの旧王宮に展示されています。この作品は以前、日本にやってきています。その時に見に行きましたが、再度見たいです。こちらの見学はPLN15です。

ここも入るまで30分ほど並びました。

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大理石の間です。
重厚な造りで綺麗です。調度品などは疎開していて無事でしたが、建物は復元されたものです。

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キュリー夫人博物館です。入場料はPLN10です。
キュリー夫人の名前は知っていましたが、ポーランドで住み込みの家庭教師をしながら数学と物理学を独学し、24歳でパリのソルボンヌ大学に行き、数学と物理学を修めたとか知りませんでした。

ノーベル物理学賞とノーベル化学賞の2つを受賞しています。長年にわたる放射性物質の被曝によって引き起こされた白血病のために亡くなっています。

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小さな博物館ですが、ゆかりの品々や、実験で使っていた道具などが展示されていて興味深く見学できます。

セントロから50分ほどバスに乗って移動です。
バスはすいていたので横の席にバッグを置いていたのですが、おばさんがバッグの上に座ってきました。そんなに私の横に座りたかったんかな。んなこたぁないやろうけど、バッグをどけておばさんを座らせてあげました。

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ヴィラヌフ宮殿です。
17世紀末に、当時のポーランド王ヤン・ソビエスキ3世が建てた夏の離宮です。美しいバロック様式の宮殿です。夏の離宮らしい色使いです。

日曜日は無料で見学できます。
内部は離宮のせいかそれほど贅を尽くしたとゆう部屋はありませんでした。

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王の寝室です。なんでベッドが小さいんかなといつも思います。お金あるんやから、もっと大きなベッドにしたほうが気持ちええと思うのですが・・・。

宮殿の周りは庭園になっています。
チケットは自動販売機なのですが、作動が遅くて長い列になっています。庭園は一部改装中です。そのためか入場料PLN5がPLN2になっていました。

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あんまりたいしたことのない庭園です。池もありボートも乗れるようになっていますが、池もあんまり綺麗ではないです。


クラクフ~ワルシャワ移動(列車) [ポーランド]

2010年8月21日(土)クラクフ晴 ワルシャワ晴

クラクフ中央駅から8時14分発の列車でワルシャワに移動です。
5番線で列車を待っていましたが、かなり人が待っています。土曜日とゆうのもあるのでしょう。

バカンスシーズンなので、どこに行っても人が多いです。子供連れも多いですが、子供3人とゆう家族も多くて日本よりは少子化にはなってへんのんやろなあと思います。

ヨーロッパの列車は座席指定はないと聞いていたので、空いているところに座っていたら、そこは俺の席やと言われました。

で、自分のチケットを見たら7と65の番号が書いてあります。7はどうやら車両番号みたいです。65の席に行ったら、おばさんが座っています。私も同じように、そこは俺の席やとゆうて座りました。ヨーロッパの列車にも少し慣れたかなと思っていましたが、まだまだです。

コンパートメントは6人掛けの座席です。年配のカップル2組のグループです。大きな荷物を持っていて足元に置いているので邪魔ですが、辛抱です。

座席はゆったりしていて乗り心地はいいです。昨日のカメ電車とは違って早いです。
ポーランドの平原を疾走していきます。

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ワルシャワ中央駅には予定より30分あまり遅れて11時20分に到着。

ユースホステルが駅から近いし観光にも便利なので、ユースに泊まろうと思っていたのですが、私がワルシャワにいるあいだに1週間休みを取ると言われました。バッドタイミングです。

仕方なく少し遠い宿にしました。
ネットの地図で事前に調べていたのですが、宿のある通りが見当たりません。それらしく道を歩いていったら、途中から通りの名前が変わっていました。ネットの地図ではそこまで詳しく出ていなかったです。

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宿は古いアパートメントを利用していて看板も出ていません。飛込みでは、まず見つけられない宿です。宿の主人は年配の人で、なんだか田舎のおじさんの家に来たような感じです。飼うてるネコも可愛いです。

部屋には鍵も掛かりませんので、セキュリティ面ではええとは言えませんが・・・。

今回の宿はB$B Warsawです。1泊€25。なぜかユーロでの表示になっていました。ズウォティでもええかと聞いたらOKでしたので、ズウォティで払いましたが、円はズウォティに対しては弱くユーロで払ったほうが得ですが、ユーロを持っていないので仕方ないです。ズウォティでは1泊PLN100です。

荷を解いてから次の移動の手配です。

ワルシャワ中央駅まで戻って来て、ベルリン行きのチケットの購入です。地下には沢山のチケット窓口があります。どこを探しても時刻表がないので、そのまま窓口に並びましたが、やはり時間が決まっていないと駄目みたいです。

発車時刻を聞くのですが、英語が通じません。ポーランド語が分からないとみるや、ズペイン語でしゃべってきます。俺はスペイン人ちゃうっちゅうねん。

他に並んでいた旅人が上にインフォメーションセンターがあるでと教えてくれましたので、そっちに行きます。おおきに。

インフォメーションセンターのところには時刻表も表示されていました。地下のチケット売り場ではクレジットカードが使えなかったので、インフォメーションで料金を聞いたら分からんと言われました。

インフォメーションのあるところにチケット窓口もあり、そこでチケットを購入したらクレジットカードもOKでした。地下のチケット窓口はなんやったんでしょうか。

ベルリン行きの列車は6時台、11時台となっています。なんとも、中途半端やなぁー。早いほうがええので6時台にしました。2等で料金はPLN183.15です。

あとはインフォメーションセンターに行って情報収集ですが、インフォメーションセンターが遠いです。

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新世界通りをぶらぶら歩きながらインフォメーションセンターを目指します。新世界通りは、歩行者天国になっていました。たぶん土曜日やからでしょう。

ワルシャワのほうがクラクフより北にあるのですが、クラクフより暑いです。

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コペルニクスの像です。
後ろの建物はポーランド化学アカデミーです。

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聖十字架教会です。
本堂内部の石柱の下には、ショパンの心臓が埋められているそうです。

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教会の前には十字架を背負ったキリスト像が立っています。

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ヴィジトキ教会です。
18世紀に建てられた後期バロック様式の建物です。ショパンが日曜ミサでオルガンを弾いていたそうです。

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大統領官邸です。
ここの前は歩けなくなっていますが、自転車は走っています。安全をゆうんやったら自転車もあかんのんちゃうんと小さく突っ込んでおきます。

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聖アンナ教会です。

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白い布は結婚式用の飾りです。今日はあっちこっちの教会で結婚式ラッシュです。

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王宮広場までやってきて、ようやくインフォメーションセンターです。ここのインフォはあんまり資料を置いていないです。

旧市街市場広場のインフォに行ってみたら、こっちのほうがぎょうさん資料を置いていました。行くならこっちのインフォのほうがお勧めです。

トラムに乗って国立博物館まで移動です。
ワルシャワでは公共交通のチケットは事前に買うておかないといけません。RUCHとゆうキオスクや自動販売機で購入できます。1回券はPLN2.8です。

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国立博物館です。
土曜日は入場料無料です。

ルーベンスやレンブラントの作品が充実していると聞いていたのですが、特別展のためか見当たりませんでした。特別展はホモ・レズをテーマにした作品です。

ポーランド美術はかなりの作品が展示されています。絵画の他にも、古代ギリシア、ローマ、古代エジプトの美術品なども展示されています。


クラクフ観光part4 [ポーランド]

2010年8月20日(金)晴

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クラクフ中央駅から11時10分発の列車に乗ってヴィエリチカに行きます。料金はPLN2.5。
クラクフの南東約15kmにある小さな町です。

列車は亀のようにゆっくり走っていきます。線路のねきを人が歩いていたりとローカル線ならではの風景です。

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座席は2等のみです。プラスチックの椅子でお尻が痛くなります。約25分でヴィエリチカに到着。

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駅から400mほど歩いて岩塩採掘場跡に着きました。
10世紀に岩塩が発見され、1250年頃から本格的な採掘が始まり、14世紀にはポーランド王国の収入の3分の1を生み出し、1950年代まで稼動していました。

見学はガイドツアーのみとなっています。
ポーランド語のツアーにしました。料金はPLN50、カメラ使用料PLN10です。

チケットを購入するのに、またまた長蛇の列です。我慢して並びます。45分ほど並んで、ようやくチケットを手にしました。

入口から階段を380段64m下っていきます。人が多いのでたびたび止まります。止まっているときに落書きするのでしょう。いたるところ落書きだらけです。

下ったところでガイドが登場してツアーの開始です。

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コペルニクスの像です。岩塩で作られています。

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小人の像もあります。

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人形を使って採掘の様子が展示されています。

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下りながら見学していきます。
広い礼拝堂があります。

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シャンデリアが下がっていますが、これも塩の結晶で作られています。

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礼拝堂の壁には宗教的な場面がいろいろと描かれています。最後の晩餐もあります。

売店のある場所があり、そこで小休止です。
アート作品も展示されていました。

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地底湖もいくつかあり、大きな地底湖では光のショーを見せてくれます。

うちのガイドはしゃべるのが長いのか、後ろから他のグループが追いついてきて、せかされているようで落ち着きません。

見学は2時間弱でした。
解散したところからは、お土産物屋や食堂もあります。

地下135mまで下ってきています。
帰りはさすがに歩けとは言われません。リフトがありますが、これまた行列で40分くらい並びました。

それもそのはずで、10人乗りの小さなリフトが2台あるだけですから時間が掛かります。ここでも待っている間に落書きをするのでしょう。白いところを探すのが難しいくらいの落書きです。心無い人が多くて、落書きを見ていると悲しくなってしまいます。

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リフトはあっとゆう間に地上へと運んでくれました。

かなり歩きましたが、坑道のほんの一部です。総距離は300kmに及び、最深部は地下327mになります。1978年に世界遺産に登録されました。


クラクフ観光part3 [ポーランド]

2010年8月19日(木)曇時々雨

この前チケットが売り切れていたヴァヴェル城旧王宮に行きます。9時半から見学が始まります。9時20分に行ったら、もうすでにかなりの列になっています。日本人は並ぶのが好きと思っていましたが、欧米人も好きみたいです。並ぶんやったら、やめたいほうですが辛抱して並びました。45分並んでようやくチケットを購入。

見学場所が7ヶ所あります。そのうち4つをチョイスしました。合計PLN45です。

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旧王室の中庭です。この日も観光客が多いです。

人気のあるコースは時間指定されています。
10時35分に王室の展示の見学です。入口で荷物のX線検査があります。

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16~17世紀の頃を再現した部屋や、歴代王の肖像画や家具調度などが見られます。16世紀のフランドル産のタペストリーも見ごたえがあります。

次の見学が11時半からなので、あんまりゆっくりとも見てられません。
今度は、宝物・武器博物館の見学です。

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どこの国でも王室の宝物は手が込んでいます。

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1320年以来ポーランド王の戴冠式で用いられてきた「Szczerbiec」とゆう剣です。ものものしく飾ってあります。

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ヴァヴェル城の遺溝です。
発掘されたままの状態で屋内に保存して展示されています。

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発掘された品々の展示もあります。こんなに色鮮やかな状態で発掘されたかどうかは説明がないので分かりませんが、綺麗な色です。

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竜の洞窟です。
城の川に近いところから螺旋階段を下りていきます。何の変哲もない短い洞窟です。PLN3と安いですが、よっぽどの洞窟好き意外は、見やんでもええかなと思います。

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洞窟を出たら川べりです。
出口のところに竜の像が建っています。口からは時折火を吹きます。

バルで昼食です。
コトレット・スハボヴィにします。PLN17.5です。

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ポーランド版トンカツです。美味しいのですが、ソースをかけたらもっと美味しいのにと思ってしまいます。人気のメニューで他にも食べている人が多いです。付け合せなしで、2枚食べている人も多いです。

ヴァヴェル城の南東にあるカジミエーシュ地区に行きます。ここは1335年にクラクフとは別の町として造られました。映画「シンドラーのリスト」の舞台にもなったユダヤ人ゲットーがあった場所でもあります。

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テンペル・シナゴーグです。入場料PLN5です。
ユダヤでは、男性はシナゴーグや墓地に入るときは帽子をかぶらないといけません。シナゴーグの入口で帽子を貸してくれます。

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中の装飾は、それほど華美なものではありません。落ち着いた雰囲気です。

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ニュー・スクエアです。
野菜や花を売っています。食べ物屋も何軒かあります。ユダヤの料理を売っています。

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スタラ・シナゴーグです。ユダヤ博物館として使用されています。

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さきほどの教会とはまた違った造りです。

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大きな博物館ではないですが、興味深いものも多かったです。

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昔ながらのユダヤの店のようです。


クラクフ観光part2 [ポーランド]

2010年8月18日(水)曇

クラフク中央駅東バスターミナルからバスに乗ってオシフィエンチムに行きます。オシフィエンチムとゆうてもピンときませんが、ドイツ名はアウシュヴィッツです。クラクフから西へ約54kmのところにあります。運賃はPLN10。

8時25分に出発して約2時間で、オシフィエンチム博物館に到着。

アウシュビッツでは28の民族、150万人以上の人々が殺害されたとされています。現在、この強制収用所跡は、博物館として公開されています。

ガイドツアーを利用することも出来ますし、個人で見学するとこも出来ます。私は言葉が分からないのとゆっくり見学したかったので、個人で見学することにしました。

記録映画が上映されていますので、映画を先に見ました。約15分の映画を見てから収容所に入ります。

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少し進むと収容所の入口のゲートです。「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」と書かれています。自由になることなんてないのに、どんな思いでこのゲートをくぐっていったのでしょう。

よく見るとBの文字が上下逆さまになっています。これを作らされた収容者の、せめてもの抵抗の証だとの説もあります。

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アウシュヴィッツには28棟の収容所があり、一時は28,000人の囚人が収容されていました。収容所の囚人ブロックには、収容所の歴史を現す展示と、元囚人の国籍別の展示があります。

個人で周る人のために、案内書が販売されています。案内書を見ながら見学すれば、迷うこともないのですが、見学者がむちゃくちゃ多いです。ほとんどがガイドツアーなのですが、ツアーの団体が間をおかずに見学するので混んでしまいます。個人やったら、ゆっくり見学できると考えたのが甘かったです。

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元囚人棟だった建物では、収容者から没収した生活用品が公開されています。ものすごい量の衣服の山、身の回りの物を入れてきたトランク、眼鏡、ブラシ、靴、さらには遺体からはずされた義足や義手まであります。

殺すだけでは飽き足らず、遺体などから切り取った毛髪で生地を造ったり、金歯は金の延べ棒にしてドイツ中央衛生局へ運ばれました。

アウシュヴィッツが開放された時、ソレン軍は倉庫で袋に入った約7トンの毛髪を発見しました。その毛髪も展示されています。

どれもこれも主を失った悲しい品々ですが、とくに子供の服や、小さな靴を見ていると、それまで歩いとったのにと胸が締め付けられる思いです。

見学しているあいだ、背中がぞわぞわして寒気が止まりませんでした。なんでこんな事が起こったんやろ、なんで人間は人間を殺すんやろ、人はどこまで残酷になれるんやろ、殺す側の人間は何も感じひんかったんやろか、いくつものなんでが頭を巡ります。

胸が苦しいですが、私は生きています。忘れん坊ですが、心の奥底に刻んで忘れんでおこうと思います。それが、ここを訪れた者の義務だと考えます。

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アウシュヴィッツから2kmほど離れた所に、さらに広大な強制収用所がありました。敷地面積は1.4k㎡、300棟以上のバラックが建ち並んでいました。第2アウシュヴィッツといわれるビルケナウです。

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その入口「死の門」です。その門をくぐって引込み線が敷かれています。

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線路が尽きる所には大きな石碑があります。ナチス政権下犠牲者国際記念碑です。周囲には400万個の石が敷き詰められています。

アウシュヴィッツとビルケナウ間は、無料のシャトルバスが30分間隔で走っています。


クラクフ観光part1 [ポーランド]

2010年8月17日(火)晴後雨


宿も決まり落ち着いたところで、次の移動の手配です。駅が目の前なので便利です。クラクフ中央駅に行ったら、時刻表が掲示してあって分かりやすいです。

ワルシャワ行きの便を探して到着時間が分からないので早めの便にしました。窓口に行って切符の注文です。窓口が多くてすぐに順番がきました。チェコでは英語が通じましたが、ポーランドでは英語が通じません。紙に書いて見せて注文しました。

窓口の人がなんかゆうてますけど、さっぱり分かりません。それでも切符は発券してくれました。運賃がPLN135と手数料がPLN12です。えらい高いなと思って切符を見たら1等になっていました。それで、なんかゆうてたわけです。やっと分かりました。

2等がないんやったらしゃあないですが、ヨーロッパは階級社会なので、金があったとしても低い身分の人は2等に乗るそうで、みすぼらしい格好で1等に乗るのは、周りの人の気分を害さへんかと気が引けます。

さあ観光です。眠たいけど、ピーカンで気温18℃と最高に気持ちがいいです。

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スウォヴァッキ劇場です。
1893年に初演が行われた劇場です。朝のうちは、雲ひとつない快晴で建物とのコントラストが美しいです。

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フロリアンスカ門です。
旧市街への入口です。13世紀の終わりに北の防御門として造られました。

クラクフは、ポーランドでは珍しく第2次世界大戦の戦災を免れ、中世そのままの町並みが残されています。クラクフとゆう町は全然しりませんでしたが、一目見て好きになりました。

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中央市場広場です。
総面積約4万㎡で、中世からそのまま残っている市場広場としてはヨーロッパ最大級です。

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広場の南に聖ヴォイチェフ教会があります。
小さな教会ですが、広場が巨大なのでよけいに小さく見えてしまいます。10世紀に建てられたクラクフ最古の教会です。中もすごく狭いのですが、夜にはコンサートが行われます。

他にも多くの教会でコンサートが行われていて、クラクフの人は音楽好きのようです。町にもストリート・ミュージシャンがたくさんいるのですが、ハープやヴァイオリンなどクラシック系が多いのが、他の町と少し違います。

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旧市庁舎です。無料で上れます。
1820年にクラクフ旧市庁舎が取り壊され、この塔だけが残されました。

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上からの眺めは、まずまずです。

グロヅカ通りにあるバルBarで昼食です。
ビゴスとピエロギにしました。ビール注文したらなかったのでペプシにしました。3品でPLN24と高くはないですが、安くないです。

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ビゴスです。
生キャベツやザウアークラフト、ソーセージを長時間煮込むポーランドの代表的な家庭料理です。匂いがすごくいいです。キャベツがとろとろでめっちゃ美味しいです。やっぱりビールが欲しいなあ。

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ピエロギです。
中国の餃子がロシアを経て伝わり、アレンジされたものです。見た目は水餃子ですが、中の具はチーズでした。これも美味しいです。

ポーランド料理、点数高いです。
ファンになりました。

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聖ペテロ聖パウロ教会です。
1596~1619年に建てられました。ローマのゲス教会に似ているそうです。

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聖アンドリュース教会です。
見るからに古そうです。1079~1098年に建てられたロマネスク様式の教会です。

クラクフは実に教会が多いです。
また、どの教会に行っても熱心に祈りを捧げる信者の方を目にし、信心深い人が多いのも印象に残りました。

ヴァヴェル城まで来て、チケット売り場に行ったら、チケットの残枚数の表示板があって、2種類は売り切れになっていました。12時半くらいでしたが、こんなに早く売り切れになるなんてすごい人気です。

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後日、見学することにして、大聖堂だけ見学します。入場料はPLN12です。
ここは、すし詰め状態での観光です。ヨーロッパに来て一番の人出です。クラクフがそんなに人気があるとは知りませんでした。でも、日本人は一人もいません。写真撮影は禁止なのに立ち止まってバシバシ撮るので全然進まへんし困ったもんです。

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大聖堂の外に出たら風が気持ちいいです。雲行きが怪しくなってきています。
城の下を川がとうとうと流れています。

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中央市場広場にある聖マリア教会です。
開くのが遅くて戻ってきての見学です。入場料はPLN6です。

ここは写真撮影は有料ですが、お金を払ってへんのに写真を撮っている人が多くて、ぼんぼんとお金を徴収されていました。ルールは守らなあきまへんな。

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ウオッカはポーランドの国民酒です。これもロシアの影響でしょうか。
そのなかでもライ麦を原料としたヴィボローヴァが最高といわれているそうです。

アルコール度数の低いビールは、スーパーで買えますが、他のお酒は酒屋で対面販売になります。自分の手に取って見られないのがもどかしいですが、1本買うてみました。PLN35です。


プラハ~クラクフ移動(ポーランド)(列車) [ポーランド]

2010年8月16日(月)プラハ曇 クラクフ晴

20時15分チェックアウト。歩いてプラハ本駅まで、20分ほどで到着。石畳の道は見ている分には綺麗ですが、ゴロゴロバックを引っ張って歩くには最悪です。それでも、担ぐよりは楽ですが。

列車の発車時刻の案内板を見たら、まだどのプラットホームにつくか分かりません。
案内板の前で表示が出るまで待っていました。出発の30分前になって、ようやく3番のプラットホームと出ました。

その辺りにいてた人が、ほとんどこの表示を待っていたようで、みんなぞろぞろと移動です。

私は寝台車ですが、どこに寝台車が止まるかの表示がありません。しかたなくホームの中ほどで待っていました。

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21時20分、列車がホームに入ってきました。寝台車を探して乗り込みます。ヨーロッパは座席指定がないのが通常です。早いもの勝ちかなと思っていたので、早めに駅に行ったのですが、係員が何番のコンパートメントに行けと指示してくれました。チケットは係員が集めてあとで返してくれるようです。

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コンパートメントは3段ベッドが一つです、男女別になっています。下は先客がいたので上にしました。枕、布団もついていて綺麗な寝台です。エアコンもあるので涼しいです。

いままで国境越えは、飛行機、船、バス、徒歩、手漕ぎボートなんてのもありましたが、列車での国境越えは初めてです。ポーランドはジェンゲン協定加盟国なので、パスポートチェックはないと思いますが。

翌朝、6時前起床。
列車は、かなり揺れて眠りは浅く、駅に着くとエアコンが切れて暑くて何度も目が覚めました。

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クラクフ中央駅には1時間近く遅れて、翌朝7時20分に到着。
到着の前に切符は返してくれました。

宿は駅のすぐそばです。
宿についたら住所はあっているのに閉まっています。同じビルに宿があったので、そこで聞いてみたらやはり違う宿で9時にならないとその宿は開かないと言われました。

今までいろいろな宿に泊まりましたが、予約を入れていたのに閉まっているとは初めてです。やってくれるやないかポーランド。いきなりの洗礼です。待つしかないです。質問した宿の人は親切で、ここで待っててもええよとゆうてくれました。

駅前をぶらぶらして時間をつぶして、9時に宿の前に。少し遅刻してようやくやってきました。宿と旅行会社の両方を経営しています。

聞いたら予約が入っていないと言われて、メールを出して間違いなく予約しているのを見てもらいました。部屋が空いていてので、よかったですが、もし部屋が空いてなかったら断られたんやろなあ。怖いもんです。

今回の宿はFogra Guest Roomsです。シングル、トイレシャワー付きです。久しぶりに贅沢な部屋です。その分ちょっと高くて、1泊PLN130です。1PLN=約30円です。


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