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ブカレスト観光part2 [ルーマニア]

2010年10月8日(金)雨

朝食を摂り、出かけようと思ったら雨です。
今日は国立農村博物館に行こうと思っていたのですが、雨の中遠いところを歩くし、屋外の博物館なので止めました。

早めの昼食です。
宿の近くのレストランへ、ルーマニア料理を食べに行きます。

チョルバとサルマーレにしました。

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チョルバです。
煮込みスープです。具は牛肉とジャガイモです。
少し酸味があって美味しいです。寒いので身体が温まって嬉しい一品です。

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サルマーレです。
こちらもルーマニアの定番料理です。冬の間、酢に漬けておいたキャベツで、挽肉、玉葱、米を包み、薄めのトマトソースで煮込んだルーマニア風ロールキャベツです。かなり酸っぱいです。味は、まあまあです。

付け合せは、ママリガです。
ルーマニアの伝統的副菜です。トウモロコシの粉に牛乳などを加え、よく練ってから蒸します。ムース状でフワフワとしています。味は、ほとんどありません。

チョルバが9.4RON、サルマーレが17.9RONでした。ルーマニアはもっと物価が安いと思っていたのですが、思っていたよりも高いです。

雨の日は、美術館で過ごすのが一番。
とゆうわけで、国立美術館に行きます。

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革命広場に面した共和国宮殿の一部を美術館として利用しています。
館内は、ルーマニア国立展と、ヨーロッパ美術展に分かれています。入場料は共通券で15RONです。

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特別展はルーマニアらしく、ドラキュラです。

まずは、ルーマニア国立展から見学です。
中世から現代にかけての宗教美術、絵画、彫刻などが展示されています。

イコノスタス(教会内の至聖所の前に置かれたついたて)の木彫は、見事なものです。写真撮影は禁止です。

他にも、金製、銀製の聖遺物入れや十字架、食器など、かなりの数の展示品があります。

価値のあるものばかりで、しっかりと見守らなあかんのは分かるのですが、係員の人が仁王立ちで腕組みをして睨み付けるようにしてくるのは、ちょっと見学しにくいです。

たぶん仕事熱心なのでしょう。共産主義時代のなごりなのか分かりませんが、腕組みはやめたほうがええと思います。

ルーマニアの画家もお初ばかりですが、これといった強烈な個性を感じさせてくれるものがありませんでした。

ヨーロッパ美術展のほうが規模は小さいです。

雨の日は美術館に限ります。
外は寒いし半日ここで、ぶらぶらと過ごしました。

モデムを返しに行った時に、宿のおじさんがブカレストの印象などを聞いてきました。

国民の館をどう思うと聞かれました。
拙い英語力では、うまく言われへんし、でもべんちゃらをゆうのも嫌なので、I feel the power.とだけゆうときました。

宿のおじさんは、満足そうにうなずいていましたので、国民の館が好きなのでしょう。ひょっとしたら、旧共産党党員やったのかなぁと想像したりしました。

ルーマニアでは、1989年12月一般市民の虐殺とその後の大統領の処刑とゆう、18世紀のフランス革命を思わせるような流血革命を経て、ひとつの時代に終わりを告げました。

ルーマニアを訪れてみて、国は思っていたより貧しく、物乞いや浮浪者も多いです。共産主義から民主主義への移行により、悪い面が出ているのかもしれません。


ブカレスト観光part1 [ルーマニア]

2010年10月7日(木)曇

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統一大通りです。
故チャウシェスク大統領がパリのシャンゼリゼ通りを真似て、旧市街をつぶして造った大通りです。

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その大通りの突き当りには、国民の館があります。
故チャウシェスク大統領が、約1500億円を投じて造らせた未完の宮殿です。

地上8階、地下5階、地下最下層は核シェルターになっているそうです。地上部分の床面積は33万㎡で、世界の官庁や宮殿のなかでは、アメリカの国防省ペンタゴンに次ぐ大きさです。

国民の館とは皮肉な名前で、チャウシェスクの私欲を満たすだけのもので、共産主義の悪しき面を具現化した建物です。

10月7日から10日までは、見学中止になっていました。理由は書いてなかったので分かりません。ブカレストでは一番見たかったところなので残念です。

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統一大通りの左右にある建物は、旧共産党員のアパートとして使われていました。
共産主義の建物って、色気がないです。

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大主教教会です。
ルーマニア正教の総本山です。1655年にワラキア公ラドゥ・レオン館の中に建てられ、1925年に大主教教会として承認されました。

中は写真撮影OKなのですが、熱心に祈る信者が多くて、そんな中で写真を撮るのは失礼やなと思って撮りませんでした。

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凱旋門です。
第一次世界大戦の勝利を記念して、1922年に建てられました。当時は「バルカンの小パリ」と呼ばれていました。

統一大通りといい、ヨーロッパの他の国にとっても、パリは憧れの地だったのでしょう。

しかし、古い教会や歴史的な建築物は、一党独裁を続けた共産党の手によって、ことごとく破壊されてしまいました。

ヨーロッパでは旧市街は観光地の一つとして、必ずどこの国でもありますが、ルーマニアでは、そんな旧市街はありません。

そのせいか、驚くほど観光客が少ないです。インフォメーションセンターも、あるのやらないのやら分かりません。一箇所あったのですが、閉まっていました。

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ブカレストは、人口235万人の大都会です。
ショッピング街や新しい建物は、大都会らしくあります。

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ルーマニアでは、路上駐車がありません。なんてお行儀がいいんでしょう、とゆうのは真っ赤な嘘で、みんな歩道上駐車しています。合法なんか違法なんかは分かりませんが、ひどい場合は車道を歩かなあきません。

その上、ルーマニアでは歩行者優先とちゃうし、ルーマニア人の運転は荒っぽいし、町歩は気を抜いていたら危なくて、いつ轢かれるやらとヒヤヒヤして、ぼちぼちと歩くちゅうのが出来ません。


ベオグラード~ブカレスト(ルーマニア)移動(飛行機) [ルーマニア]

2010年10月6日(水)ベオグラード雨 ブカレスト曇時々雨

6時半チェックアウト。
ベオグラード駅前にある空港行きのバス停で待っていました。雨の中、屋根もない場所で待つのは嫌なもんです。

バスを待っていたら、空港行きのバスはないでとタクシーのおじさんがゆうてきます。確かに、なんか貼紙がしてあって、ゆうとおりかもしれません。

空港まで、なんぼやと聞くと、英語が通じないので、よう分かりませんが、€15とゆうてるみたいです。ぼったくりなんで止めました。

空港には市バスも走っているようなので、市バスの乗り場まで必死のパッチで歩きました。72番の市バスが7時40分発です。キオスクでチケットを買うて、バスを待ちます。料金は42DINです。

時間通りにバスがやってきました。チケットを改札機に通そうとするのですが、まったく反応しません。改札機が故障しているのかなと思って他の人を見ていたら、手動の改札機でした。まねをして改札しました。

その直後に、検札がやってきて危機一髪でした。もうちょっとで罰金を取られるところです。

空港に着くまで、もう1回検札がやってきました。降りるまでチケットをなくさんように注意です。

バスの停留所の間隔は、短いところでは200mくらいで次のバス停です。45分かかってようやく到着です。

今回の航空会社はJat Airwaysです。航空運賃は£130、税金・燃油サーチャージが£42.4です。カウンターに行ったら「ターロ、ターロ」とゆうばかりです。英語が通じないのでどこのカウンターか、よう分かりません。

案内掲示板で確認してチェックインカウンターに行きましたが、閉まっています。出発の1時間半前になって、ようやく係員がやってきました。2つカウンターがあるのですが、係員は一人だけです。どんだけええ加減やねん。

乗客が少ないので、パスポートチェック等スムーズに終了。出国スタンプは無しです。

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飛行機は20分遅れて10時40分出発。
国際便で、プロペラ機は初めてです。

機内は燃料の臭いが充満しているし、大丈夫かいなと心配します。
轟音を立てて頑張って飛んでいます。

12時55分(セルビアとの時差はプラス1時間です)、ブカレスト空港に到着。

783番のバスでセントロへ行きます。料金は8.6RON。
1RON(ルーマニア・レウ)=約27円です。

1時間弱で、統一広場に到着。

今回の宿は、Studio AMZEIです。シングル3泊でUSD110.3です。
宿からの確認メールでは、ユーロ払いとなっていたのですが、着いたらレウで払えと言われました。レウをそんなに持っていなかったのでATMに連れていってもらって、払いました。

ネット使えるかと聞いたら、宿のおじさんが自分が使っているモデムを外して貸してくれました。3日で43RONと高いし、そこまでしてネット使わなあかんことないねんけど、宿の主人はドラキュラ伯爵に似ていて迫力があって、断れなくなりました。さすがルーマニアやとへんなとこで感心します。

おじさんは、ベリーハイスピードとゆうてましたが、遅いです。
ベッドはソファベッドで、ええ宿とはいえません。

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宿の近くに革命広場があります。
1989年に起きた民主革命の時には銃撃戦の舞台となった広場です。現在は駐車場になっています。

この広場の周りにある建物です。

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アテネ音楽堂です。

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旧共産党本部です。
当時の共産党の力を示すような堂々とした建物です。

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クレスレツク教会です。
18世紀建造のルーマニア正教の教会です。中は撮影禁止です。


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