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アテネ観光part3 [ギリシア]

2010年10月12日(火)曇時々雨

同宿のお兄さんに教えてもらったフィロパポスの丘に行きます。
アクロポリスの丘の南西にあります。

ギリシアの町の眺めは、リガヴィストの丘のほうがええと思いますが、アクロポリスの眺めはこっちのほうが好きです。

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こうやって見たら、かなり紅葉しているんですね。
アテネは、もう秋がそこまでやってきています。それで雨が多いのでしょう。

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反対側にはエーゲ海が見えていますが、天気が悪くて、いまいちの景色です。

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丘の頂上にはフィロパポスの記念碑があります。フィロパポスはAD100年頃の執政官です。アテネ市民に慕われていて、彼の死後彼を称えて記念碑が建てられました。

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新アクロポリス博物館です。
2009年6月にオープンした博物館です。アクロポリスの丘と周辺から発掘されたレリーフや彫像などが展示されています。入場料は€5です。

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博物館の入口の前です。

この博物館の目玉は、パルテノン神殿の彫刻群です。
ここの博物館には、その半分が飾られています。残りの半分は、イギリスの第7代エルギン伯爵トマス・ブルースによって持ち去られました。

当時、彼はオスマン・トルコ帝国駐在の英国特命全権大使で、コンスタンティノープル(イスタンブール)に赴任すると、パルテノン神殿に興味を持ち、オスマン帝国の当時のスルタンに許可を得て、彫刻の大半を破壊してイギリスの自宅に持ち帰ってしまいました。

当時のギリシアはオスマン帝国に占領されていたので、ギリシア人は黙って見ているしかありませんでした。しかし、この行為は当時のイギリス国内でも大きな非難を受け、後に大英博物館へ寄贈されました。

1970年代からギリシア政府はことあるごとにイギリスに彫刻の返還を求めてきましたが、大英博物館は毎回これを拒否しています。

ギリシアの返還に応じれば、エジプトなどの国々にも返還しなくてはいけなくなり、大英博物館は空っぽになってしまって、営業停止ってなことに・・・。

いまだに返還するとゆう話しは聞いていませんので、難しいでしょうね。でも、元あった場所にあるとゆうのが一番やと思いますから、いつか元の場所に返ってほしいです。

エレクティオンの少女像の柱も返して欲しいです。
ぽつんと1本だけ抜けた状態で、アクロポリス博物館に展示されているのは、悲しい光景です。

今日は雨が降ったりやんだりといった天気です。
こんな日は博物館、美術館で過ごすのが一番。

とゆうわけで、次は国立美術館にやってきました。
が、閉まっています。火曜日定休日です。ネットで調べたのですが、定休日が分からず、ままよと行ってみたらこのありさまです。

他の美術館にも行ってみましたが、ここも火曜日定休日です。ギリシアの美術館は火曜日休みのところが多いかもです。

雨降ってるし、特に行くところもなく、ビールでも飲みますか。
アクロポリスの丘が見えるレストランで食事です。

ギリシア料理の定番、ホリアティキ・サラダとムサカにします。

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ホリアティキ・サラダです。
農夫のサラダとゆう意味です。グリーク・サラダと書かれていることが多いです。

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ムサカです。
ナスと挽き肉を重ねたものにベシャメル・ソースとチーズをかけて、オーブンで焼いたものです。味は、まずまずです。

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ビールはミトスです。

アクロポリスの丘を眺めながらの食事は、何よりの贅沢です。
サラダ€5、ムサカ€6.5、ビール€3.5でした。


アテネ観光part2 [ギリシア]

2010年10月11日(月)曇

リカヴィストの丘に行きます。
簡単な地図しかないので、見えている丘を目指して歩きます。

道に迷うことなく、どんぴしゃで丘に登る道にたどり着きました。

リカヴィストの丘は、標高273mです。
伝説では、女神アテナが持ち込んだ岩とされています。

坂は、そんなにきつくなく楽な上りです。
上るのが大変な人は、ケーブルカーもあります。

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丘の上には、聖イオルゴス教会が建っています。

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ギリシアらしくオリーブの樹が植えられています。

ここから見る眺めはアテネの町が360度見渡せて絶景です。

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アクロポリスの丘が見えています。

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遠くにはエーゲ海も見えています。

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リカヴィスト劇場が近くにあります。
収容人数は約3800人です。ケーブルカーは24時まで動いているそうです。

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国立考古学博物館に着きました。
入ろうと思ったら、営業は13時半からとなっています。ここでもブルーマンデー対策の会社がありました。

13時半になって入ろうと思ったら、営業時間を知っている団体客がどっとやって来て混みこみです。

団体客が過ぎてからと思って待っていたら、次から次へとやってくるので、仕方なく並びました。入場料は€7です。

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アガメムノンのマスクです。
ミケーネで1876年にハインリッヒ・シュリーマンによって発見されました。

この仮面は葬儀用の仮面です。シュリーマンは、伝説上のギリシアの指導者アガメムノンの死体を発見したと信じ、アガメムノンのマスクとゆう名前になりましたが、この仮面が紀元前1550年から1500年のもので、アガメムノンの活動期より早いですが、呼称はそのまま残っています。

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タコの装飾品です。
ギリシアでは、イタリアの影響か、ヨーロッパでは珍しくタコを食べます。ですからタコの装飾品もあるのでしょうか。

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アルテミオンのポセイドン像です。
アルテミオンは発見された場所の名前です。

長らくポセイドンとされてきましたが、最近はゼウスとゆう説が強くなっているそうです。ポセイドンなら持っているのは三又の槍ですが、槍ですと横から見たときに槍と像の顔が重なります。ゼウスであれば、持ち物は雷電のため、顔と雷電が重なりません。これだけの作品であれば、制作者がそこに気を使わないはずがないとゆうわけです。

どっちであれ、素晴らしい作品にはかわりがないです。

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ヤギ?の顔がついたマグです。
置くことはできひんから、飲まなしゃあないんでしょう。芸術作品もいいですが、こんな作品も見ていて楽しいです。

考古学博物館は、思っていたより広いです。
展示物もギリシアだけではなく、エジプト関連のものもあり、ゆっくりと見ていたら1日かかります。

最初はゆっくりと見ていたのですが、時間がなくなってきて最後は駆け足になってしまいました。

ギリシアも車優先ですし、交通マナーは悪いので歩いていて怖いです。信号無視する車もいてて轢かれそうになったこともあります。


アテネ観光part1 [ギリシア]

2010年10月10日(日)曇後雨

古代アゴラに行きます。
アゴラは現代ギリシア語で「市場」を意味しますが、古代では広く政治家や哲学者、芸術家が議論を交わす社交の場とゆう意味でも使われていました。

ソクラテスやプラトンも、ここで弁舌をふるっていたのでしょう。

北門でチケットを買おうと思ったのですが、無料やと言われました。いつから無料になったんかなと思っていましたが、今日だけのことみたいです。理由は分かりませんがラッキーです。

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ヘファイストス(テセイオン)神殿です。
へファイストは、オリンポス12神の1人、鍛冶を司る神で、どんなものでも作ることができました。ギリシアで最も原型を残している神殿です。

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アタロスの柱廊博物館です。
遺跡の中で唯一完全に復元された建築物、アタロスの柱廊を利用した博物館です。幅120m、奥行き20mあります。

外側が、飾り気のない柱でドリア式が45本、内側が柱頭に渦巻きの飾りがあるイオニア式で22本並んでいます。この柱を見るだけでも壮観です。

古代アゴラから、アクロポリスの丘に向かいます。

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イドロ・アティコス音楽堂です。
アッティカの大富豪イロド・アティコスが亡き妻のためにアテネ市に寄贈したもので、161年に建てられました。現在でも使用されている音楽堂です。観客席は約6000です。

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プロピレアです。
パルテノン神殿の前門です。すごい人出です。

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ここでも野良犬が寝そべっていて邪魔です。

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ついにパルテノン神殿とご対面です。
アテネの守護神アテナを祀った神殿です。横31m、縦70m、柱の高さ10mです。建物の周囲に46本の柱が立っています。15年の歳月をかけて紀元前438年に完成しました。こちらは裏側になります。

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建立当時は柱頭と屋根の間に神話などをモチーフにしたレリーフが90枚以上飾られていました。

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正面と裏面の屋根の三角部分には大きな彫像が置かれていました。そのわずかに残る現物がアクロポリス博物館と大英博物館に保存されています。ここにあるものは模造です。

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こちらが正面です。
ちゅうても、ほとんど裏側と変わりませんが。

久しぶりに興奮して感動します。

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アクロポリスの丘は市街地から70m(海抜150m)の高さがあり、遺跡や町が一望できます。

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エレクティオンです。
紀元前408年に完成しました。イオニア式の柱で優雅な感じです。

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6体の少女像が柱になっている柱廊があります。
オリジナルは5体がアクロポリス博物館、1体は大英博物館に保管されています。大英博物館は、実際目の当たりにしましたが、ほんまいろんなもんを集めています。

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ディオニソス劇場です。
ギリシア最古の劇場です。紀元前6世紀に木造で造られ、紀元前4世紀に大理石に改装されました。約1万7千人の観客を収容できます。

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最前列は貴賓席となっていて、背もたれがついています。

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ゼウス神殿に行きましたが、ここだけ入場料がいります。
1箇所だけのために€12も払うのはまったいないので、外から写真だけ撮りました。

遅めの昼食です。
ギリシア料理にします。

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フェタです。
ヤギのチーズです。goat cheeseとゆうても通じませんでした。少し塩辛いですが、美味しいです。ビールに合います。ビールはギリシアのビール、ミトスです。

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スブラキです。
鉄串に肉を刺して焼いたものです。玉葱、トマト、ヨーグルトソースがついいます。ピタ(パン)と一緒に食べます。ピタが美味しいです。

フェタ€2、スブラキ€8.5、ビール€2.7でした。

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ローマン・アゴラにある泉です。
窪みがあるのは、洗い物でもしていたのでしょうか。

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風の神の塔です。

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正八角形をしていて、それぞれの面についている風の神が違います。

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ケラミコス遺跡です。
広々としていますが、あまりこれといった見どころはありません。

遺跡内にある美術館の展示物がよかったです。

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古代ギリシアの展示物は、他の国でもよく目にしますが、今まで見たことのないようなものがあります。やっぱり、本場にこなあきませんね。


ブカレスト~アテネ(ギリシア)移動(飛行機) [ギリシア]

2010年10月9日(土)ブカレスト曇 アテネ曇

6時半過ぎチェックアウト。

宿の近くのバス停から、空港に行きます。
30分ほど待ってバスがやってきました。土曜日の朝やとゆうのに、混んでいます。みんなどこに行くのでしょうか。

道はすいていて約30分で空港に到着。

今回の航空会社は、Olympic Airです。チェックインカウンターが、まだ開いていません。ヨーロッパでは、だらだらと仕事をする人が多いですが、ルーマニアでは労働時間が短いです。航空運賃£110、税金・燃油サーチャージ£26.6です。

パスポートコントロールは、入国のときもそうでしたが、パスポートの写真をルーペで調べるほど、念が入っています。偽造パスポートを見破るように訓練されているのでしょう。

ブカレスト空港では、ネットが無料でつながりました。

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定刻より20分早く、9時50分に出発。

アテネ空港には、11時15分に到着。

空港からセントロまで地下鉄で行こうと思うのですが、地下鉄の乗り場が分かりません。郊外鉄道の乗り場はあるのですが、途中で地下鉄に乗り換えないといけません。

探したけど分からんので、郊外鉄道でええかと思ってプラットホームに行ったら、地下鉄と共同のプラットホームになっていました。料金は€6です。

地下鉄は、かなりの混雑です。
荷物を棚に置いておいたのですが、目が届かなくて心配になります。

約40分でセントロに到着。
駅から宿までは歩いて10分もかかりません。今回の宿は、Hostel Zeusです。ドミで1泊€11です。

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モナスティラキ広場です。
宿の最寄り駅でもあります。

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その広場のすぐ近くには、アドリアヌスの図書館があります。132年に建てられたものです。いきなりギリシアらしい建物です。

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エルムー通りです。
歩行者天国になっています。土曜日とゆうことで、すごい人出です。とても財政破綻した国とは思えません。

ストリートミュージシャンや大道芸は、どこの国でも一緒ですが、ギリシアでは手品の大道芸が多いです。ギリシア人が手品好きとは知らなかったです。

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国会議事堂です。
ぱらぱらと人がいてるのは、衛兵を見学している人達です。

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衛兵の動きがユニークで見ていて楽しいです。

大統領官邸の前では、衛兵の交替式がありましたが、すぐねきで見ていても文句も言われず、かぶりつきで写真を撮ってる人もいました。大体の国では、遠くから眺めるだけですから、ギリシアの衛兵はもっと人気になってもええと思いますが、観光客は減っているのかもしれません。

インフォに行ってみましたが、全く何も置いていません。
こうゆうのを見たら、財政破綻した影響かなと思ってしまいます。

エーゲ海クルーズのことを聞いたら、旅行会社に行けと言われました。でも土日で旅行会社は休みです。

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アテネは野良犬が多いです。道の真ん中で、ごろごろと寝ているので邪魔です。

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パナティナイコ・スタジアムです。
ギリシアはオリンピック発祥の地で、パナティナイコ・スタジアムは古代オリンピックの復活として1896年第一回近代オリンピックが開催されたスタジアムです。

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国立庭園を散歩してみました。
見たこともないようなオブジェが沢山あります。ギリシア芸術の奥は深い?です。


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