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ダマスカス観光part2 [シリア]

2010年10月31日(日)晴

今日はサマータイムからウインタータイムへの切り替えの日です。今日は1日が25時間です。夜中に時間を戻すのですが、土曜日の夜中やったか日曜日の夜中やったか忘れてしまいました。

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国立博物館です。
シリア国中から発掘された出土品が展示されている博物館です。入場料は150SPです。

団体客がめっちゃ多いです。団体客はガイドの説明が入るので立ち止まるのはいいのですが、通り道を開けておいて欲しいです。

ごめんやっしゃといいながら通り抜けたら、また団体で、ごめんやっしゃの連発です。

博物館は改装中で、目玉であるドゥラ・エウロポスのシナゴークから移設された壁画は見ることが出来ませんでした。地下展示室も入ることが出来ませんでした。

これといったものが見当たらず、あっとゆう間に見学が終わりました。館内は写真撮影禁止ですが、撮りたいものもなかったです。

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博物館の庭に展示物があります。
かなり損傷が激しいものが多くて、ここもあんまり見るものがないです。この日は、高校生らしき団体が写生をしていました。

町中の時計を見たら、すでに1時間戻してあります。土曜日の24時に1時間戻しているようです。

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昼食は、マルジェ広場の近くにあるローストチキン専門店へ。

カウンター7席の小さな店ですが、めっちゃ流行っていて行列が出来ています。私も並んでいたのですが、アラブ人に抜かされそうになったら、店の人が彼のほうが先やとゆうて座らせてくれました。私を抜かそうとしていたおじさんは小さく舌打ちをしていました。ずるは、いかんよ。

座ってからも、チキンが焼きあがるのを待ちます。座っているのは、おじさんばかりです。注文は、一つか半分しかありません。ノス(半分)を注文。料金はその日の仕入れによって変わるそうですが、この日は125SPです。

ホブスに包んでローストチキンが出てきます。焼きたてなので、めっちゃ熱いです。フォークもなにもなくて、どうやって食べるかとゆうとホブスをちぎって、ちぎったホブスでチキンをちぎります。

好みで塩、胡椒、にんにく入りマヨネーズをつけて食べます。焼きたてで鶏がジューシーで美味しいです。一つでも軽く食べられそうです。

ホブスは1枚食べられへんかったら、ほとんどの人がそうですが、真ん中の肉汁がしゅんでいるところだけを食べています。

付け合せで出てくるピクルス、唐辛子も美味しいです。

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ダマスカス大学です。
1923年の創立です。アラブの大学って、どんな雰囲気やろと思って行ってみたのですが、若いもんばっかりなので、それなりに活気があります。

でもイスラームの国では男女交際は禁止されているので、女性は女性と、男性は男性と一緒にいてて、カップルは全然見かけません。

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新市街にあるサーリヒーエ通りです。
ブティックやアクセサリー店などが並んでいます。途中から歩行者天国になっています。心なしか洋服の人が多いように思います。

インフォがあったので、カラージュ・ソーマリーエ行きのバスのことを聞いてみたら、やっぱりバスはなくなったみたいです。セルビスかタクシーで行けと言われました。タクシーの相場は100SPとゆうてました。

ATMにアラブ人の行列があちこちで出来ていましたが、今日は給料日なんでしょうか。

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夜のオールド・ダマスカスを歩いてみます。

車が多いのが玉に瑕ですが、ダマスカス、のんびりしていてええところです。急ぐのは、合わへん町です。

ゆったりとした時間の流れに身を任せて、そぞろ歩くと中世にタイムスリップしたかのようで、ええ感じです。


ダマスカス観光part1 [シリア]

2010年10月30日(土)曇

10時半くらいにウマイヤド・モスクに行ったら、えらい人だかりです。10時にオープンのはずですが、オープンしていなくて入るのを待っている人達でした。

いつオープンするやら分からず、キリスト教徒地区を先に見学することに。

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聖アナニア教会です。
聖アナニアはダマスカスで最初のキリスト教司教で、新約聖書では失明したサウロに洗礼を授け、彼の改宗を促したとされる人物です。アナニアの家とされる建物が教会となっています。入場料は25SPです。

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地下には礼拝堂があります。
サウロから改名したパウロの、ダマスカスでの回心を含む生涯を描いた30枚の絵もあります。

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バーブ・キサーン(聖パウロ教会)です。
その改宗したパウロがユダヤ教徒からの報復を避けるため、夜陰に乗じてかごに身を伏せ、当時の東門から外へ逃げたとされていますが、それがこの門です。

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現在の門はアラブ建築ですが、中はギリシア正教会が運営する聖パウロ教会となっています。

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オールド・ダマスカスを歩いていると、手の形をしたドアノッカーを見かけます。これは、イスラム教徒にとっての護符「ファーティマの手」です。

ファーティマとはイスラムを説いた預言者ムハンマドの4女で、後に4代目カリフとなったアリーの奥さんになった人です。

ファーティマは理想の女性として敬われ、イスラム教徒はファーティマの手を護符にするようになりました。特にアリーをムハンマドの後継者とみなるシーア派ではこの護符を愛用しています。

ウマイヤド・モスクに戻ってきたら、オープンしていました。
短パンで行ったら、スカートを穿かされました。入場料は50SPです。ウマイヤド・モスクは、ウマイヤ朝の時代、715年に建てられたモスクです。

ここは紀元前2000年頃にはすでに聖域とみなされていた区域で、洗礼者ヨハネ協会を改築して建てられました。建設にあたって、ペルシア・インド・マグレブ・東ローマ帝国からすぐれた職人が招集され、モザイク工は東ローマ皇帝から送られたそうです。

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今までいろいろなモスクを見てきましたが、豪華さではここが一番です。

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モスクの中に入ってみます。
ちょうど信者が祈りを捧げる時間です。多くの信者が祈りを捧げる姿は壮観です。

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中の装飾も見事です。
ステンドグラスも綺麗です。

外に出たらスークです。
モスクの厳かな雰囲気とはガラリと変わって、喧騒の市場です。

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スーク・ハミディーエです。
昨日は店が閉まっていましたが、今日は人人人、顔顔顔ですごい人出です。露天の店もぎょうさん出ています。

クルクルと円を描いていたら幾何学模様が描けるもんや、動くぬいぐるみ、電子キーボードなど、誰が買うねんちゅうようなもんまで、よう売れています。アラブ人の購買力のすごさの一端を見た気がします。

スークはアーケードがあるのですが、上を見たら穴がぎょうさん開いています。雨が降ったら、どうなるんやろう。

新市街にあるネットショップに行きます。
ラップトップを持っていって、LANケーブルで接続しました。接続スピードは速いです。

たまっていたブログの記事を一気にアップしました。
1時間15分利用して、90SPでした。

宿に戻ったら、エンジニアが部屋に入るとゆうてます。なんのこっちゃと思いましたが、改装でもするのか部屋のサイズを測っていました。シリアの測量寸法か、Fとゆう単位が使われていました。1F=30.5cmみたいです。


パルミラ~ダマスカス移動(バス) [シリア]

2010年10月29日(金)パルミラ曇 ダマスカス曇

7時15分チェックアウト。

タクシーでバス会社のオフィスに向かいます。料金は50SP。
カドムースとゆうバス会社にしようと思っていたのですが、この時間にはバスがないとドライバーに言われて、別のバス会社に連れていってもらいました。

オフィスに着いたらバスが止まっていて、5分ほどで出発とゆうてます。パルミラの町にあった時刻表では8時出発になっていたのに、ええ加減な時刻表です。早めにでてきて、よかったです。料金は200SPです。

7時半にバスは出発。バスはガラガラです。今回は乗り心地のいいバスです。

係りのお兄さんは日本人が好きなのか、いろいろと話かけてきます。私にだけ、あめちゃんをくれたりと親切にしてくれます。

資源を持たない小さな国で経済大国になったのを、尊敬してくれているのでしょうか。先人たちの苦労に感謝です。

3時間あまりで、ダマスカスのカラージュ・ハラスターに到着。
いつものように、タクシー・ドライバーがわらわらとやって来ます。料金を聞いたら200SPとゆうてきます。100SPに値切ったら、あかんと言われました。

ここからバスがあるとガイドブックに書いてあったのでバスを待つことに。しかし、バスがやって来ません。他の路線のバス・ドライバーが、その便はなくなったでと教えてくれて、セルビスで行くことに。

どこそこ行きのセルビスに乗れと教えてくれたのはいいのですが、アラビア語が読めないので聞くしかありません。

運よく1台目のセルビスがセントロに行くので乗り込みました。スペースがあるセルビスだったので荷物も置けて、よかったです。料金は10SP。安いです。

ジスル・サウラとゆうセントロで降ろしてもらったのですが、地図上の場所がよく分かりません。方角を頼りに歩いていたら、オールド・タウンの標識があったので場所が分かりました。

今回の宿は旧市街にある、Al-Amin Al-Jadid Hotelです。
シングルは満室で、ダブルをシングルユースで使います。シャワー・トイレ共同で、1泊700SPです。予定より高いですが、妥協します。お湯シャワーが使えるのが嬉しいです。

なんぼ貧乏旅行をしても、水シャワーだけは慣れるとゆうことがないです。ダマスカスは、それほど暑くないので尚更です。

町をぶらぶらしてみましたが、今日は金曜日でイスラームではお休みの日です。ほとんどの店が休んでいます。

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スーク・ハミディーエの入口です。

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ヒジャーズ駅です。
1917年のオスマン帝国時代に造られました。

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中の装飾も綺麗です。
駅とゆうても、列車は乗り入れていません。この日は、ブックフェアを行っていました。

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スーク・ハミディーエです。
昼過ぎに通ったときは、それほどでもなかったのですが、その後で露天の販売がめっちゃ増えていて、かなりの人出です。彼らにとっては、スークが休みのときが掻き入れ時です。

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アゼム宮殿です。
1749年にダマスカスの創始者であったアッサード・パシャ・アル・アゼムによって建てられた邸宅で、現在は民族博物館として利用されています。入場料は150SPです。屋内の展示物の写真撮影は禁止です。

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建物の壁の装飾が美しいです。

宮殿を出てから早めの夕食です。
スークの安食堂街のところでファラーフェルにします。すごい人だかりが出来ていたのですが、食べてみて納得です。具がたくさん入っています。香草はもろろん、きゅうりやレモンも入っています。それらが渾然となってハーモニーを奏でて、めっちゃ美味いです。今まで食べたファラーフェルの中で一番です。料金は25SPです。

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旧市街を東に行くとローマ記念門があります。
ここから先はキリスト教徒地区になります。今にも嵐がきそうな雲行きですが、この日は風がめっちゃ強くて砂埃がすごかったです。

ローマ記念門を東西に約1500mにわたって貫いている道は、真っすぐな道と名付けられています。新約聖書では、キリスト教徒逮捕のためにダマスカスに向かったサウロが、近郊で突然失明し、休養のために運ばれ聖アナニアに出合った家が、この道にあったとされています。

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雰囲気のある建物です。

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真っすぐな道の東端には、バーブ・シャルキー(東門)があります。


パルミラ観光 [シリア]

2010年10月28日(木)晴後曇

暑くなる前に見学しようと思って、朝一で行きます。
朝は寒いくらいです。

8時過ぎにパルミラ遺跡に着きましたが、ベル神殿はまだ閉まっています。8時からオープンなのですが、アラビアン・タイムでいつになるやら分からず、他のところを先に見に行きます。

パルミラは、タドモールと呼ばれる砂漠のオアシスにあります。2世紀に栄華を極めた隊商都市です。パルミラの名は、ナツメヤシを意味する「パルマ」とゆうギリシア語に起源を持つと言われています。

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記念門です。
ここが遺跡群の入口になります。

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記念門を少し入ったところです。
列柱がずらっと並んでいて壮観な眺めです。柱の真ん中より上のところに出っ張りがありますが、往時は彫像が建っていました。

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四面門です。
ラクダ使いがいてて、ラクダに乗らへんかと声を掛けてきます。

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バールシャミン神殿です。
5世紀に教会として造り変えられました。中には入れません。

パルミラ遺跡群は、ほとんどのところが無料で見学できるのですが、物売りが遺跡のところに品物を広げていて、興醒めするときがあります。全体を有料にして、ゆっくりと見学できるようにして欲しいです。

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葬祭殿です。
地下に石棺があるのですが、入れませんでした。

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ディオクレティアス城砦です。
ローマ軍の軍事基地です。ディオクレティアスは皇帝の名前です。

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ディオクレティアス城砦の裏が丘になっていて、上ってみました。
上から眺めるとパルミラ遺跡群が、いかに大きいかよく分かります。

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西には墓の谷が広がっています。

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アゴラ(取引場)です。
ここでも物売りが声を掛けてきます。韓国語でしゃべったら、声を掛けてこなくなりました。日本人は、金払いがええちゅうか、カモちゅうか、買い物下手なので一番のお客さんなのでしょう。

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円形劇場です。
円形劇場は、ローマの遺跡では必ずありますが、ここはほぼ完全な状態で残っています。ここは有料で、入場料75SPです。

暑くないうちに見学と思っていましたが、昼前から曇ってきて暑くないです。暑くないのはいいのですが、砂漠らしく晴れてくれたほうが、雰囲気が出ていいです。

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ベル神殿です。
1世紀から2世紀にかけて建設されたものです。本殿は主神ベル(セム語でバール。豊穣の神)、太陽神ヤヒボール、月神アグリボールの3神に捧げられていました。ここも入場は有料で150SPです。

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本殿の入口にレリーフが置かれています。

神殿を出たところで少年が近づいてきて腕時計に興味を示して、見せてくれといいます。見せてあげたら、私の腕をつねってきます。失礼なガキです。

遺跡は広くて保存状態のええ建物もありますが、古代人になったつもりで当時の繁栄を思い浮かべながら、気の赴くままぶらぶらするのが、ええ感じやと思います。

ベル神殿の近くに民族文化博物館があったのですが、インフォメーションセンターに変わっていました。

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遺跡から町に戻ってきて、パルミラ博物館に行きます。
中は写真撮影禁止です。入場料150SPです。

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博物館の入口にユニークな彫像があります。


ホムス~パルミラ移動(バス) [シリア]

2010年10月27日(水)ホムス晴 パルミラ晴

昨夜は、寒かったです。
昼間は暑いですが、朝晩の温度差が大きいです。

チェックアウトしようとしたら、残金を払えと言われました。宿の人は英語が全く出来なくて、友人?が通訳してくれたのですが、1泊600SPと言います。しかも、これはダブルの値段やと言います。

こちらがアラビア語を解さないのも悪いですが、一人者にダブルの部屋をあてがうのもおかしいです。

相手も英語が分からなのは仕方ないとして、相手が600SPとゆうたときに私は2本指を出して確認しているので、2泊と分かるはずですし、最初に何泊すると聞かれて2泊と指差しで答えています。宿泊料金も1泊分だけもらって、残りはチェックアウトの時にもらう方式とゆうのも聞いたことがないです。

最初からだますつもりやったとしか思えないような対応の仕方です。納得いかんので、少し値切って500SPを払いました。シリアを少し嫌いになりました。

タクシーでカラージュ・ブルマンへ。

パルミラ行きのバスを聞いたら11時30分といわれて、2時間半待たないといけないです。ガイドブックでは1時間に1本と書いてあったのですが、随分と本数が少ないです。

ミニバスもあるでと教えてもらって、時間を聞いたら15時発とさらに遅いです。

南カラージュからはミニバスがあるようで、ガイドブックに書いてあるとおり、ホムスからパルミラ行きは、南カラージュを利用したほうがいいです。

私はインフォのお姉さんがカラージュ・ブルマンから行けとゆうので、その言葉に従ったのですが、失敗でした。

今日は、いきなりのトラブル続きです。

今からタクシー代を払って、南カラージュに行くのももったいないです。11時30分のバスに乗ることにしてチケットを購入。料金は150SPです。

昨日、顔見知りになったカラージュの係員のおじさんが、2時間も待つんやったらタクシーで行けといいます。料金は2000SPです。高いからバスで行くとゆうと、信じられないような顔をしていました。

パルミラ行きのバスが遅いのを知っていて、タクシードライバーが声をかけてきます。中には500SPで行くとゆうタクシーもありましたが、宿代で出費がかさんだので止めときます。宿代を払っていなかったらタクシーで行ってもよかったのですが。

やっぱり中東の旅は、すんなりとはいかないですね。

11時20分バスがやってきて乗り込みます。ほぼ満員状態です。
なぜか不思議と隣の人はごっつい人が、よくあたります。今回もバスの中で一番でかい人が、私の隣です。隣のおじさんは席をはみ出しているので、窮屈でしゃあないです。

しかも、シリアに来てから乗るたんびに、バスがぼろくなっていきます。
黄土色の砂漠のデザート・ロードを、バスは走って行きます。

2時間あまりで、パルミラに到着。
パルミラはカラージュがありません。バス会社のオフィス前で止まります。

でも、タクシーはぎょうさん止まっていますので、探すのには苦労しません。
セントロまで、2~3kmしか離れていないのに、100SPとふっかけてきます。

ガーリー(高い)とアラビア語で断ったら、75に下がりましたが、まだガーリーです。
50まで下げたので手を打ちました。

ホテルは、どこでもよかったのですが、タクシードライバーがSun Hotelがええとゆうて連れていってくれました。

ガイドブックには400SPとなっていたのですが、1000SPとゆうてきます。ガーリーとゆうと、ハイシーズンやから高いんやと言います。それやったら他に行くとゆうと、750で朝食付き、650で朝食付き、最後には500で朝食なしまで下がりました。

値段的には納得できる値段なのですが、そうゆうやり方は好きじゃないので断りました。タクシーまで追いかけてきて、なんぼやったらええんやと言いますが、値段の問題じゃないので断りました。

ガイドブックにも、客によって言い値が違うと書いてありましたが、まさにその通りです。

Ball Shamen Hotelに行きます。
ガイドブックには250SPとなっていましたが、500SPとゆうてきます。高いですが、駆け引きなしなので、妥協してここにします。シングルで水シャワー、トイレ付きです。

シリアは、思っていたより宿代が高くて苦労します。

思わぬ出費で、シリアン・パウンドがなくなってきました。
なにか資料がないかとインフォに行きましたが、ホムスでもらった地図しかありませんでした。ATMがないか聞いてみましたが、パルミラにはないとのことです。

シリアはATMが復旧していないとは聞いていましたが、シリア一の遺跡の町でもないとなると、その他も押して知るべしでしょう。

仕方なく銀行に行って、US$を両替しました。
$20で、870SPになりました。日本円も両替できます。レートは1SP=1.786円になっていました。

もうだいぶ時間が遅くなっていますので、遺跡見学は明日にして、町をぶらぶらします。
人口3万人弱の、町とゆうより村ですから、何も見るものはないです。ATMがないのも仕方ないかもしれません。

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大統領広場に像が建っています。アラビア語しか書いていないので分かりません。たぶん女王ゼノビアの像だと思います。

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周りは砂漠ですが、パルミラはオアシスなので木が生えています。砂漠を旅してきた人には、ほっとする光景だったことでしょう。

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山の上にアラブ城が建っています。

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町のメインストリートです。

町を歩いていたら、スズキタカシと名乗るガイドが声をかけてきました。アラブ人の日本語ガイドです。中田英のガイドもしたとゆうて、ヒデの写真を見せてくれましたが、ヒデだけしか写っていないので、ほんまにガイドしたかどうかは分かりません。

ガイドをした日本人が感想を書いたメモ帳も持っていて見せてくれました。ガイド料は、なんぼか知りませんが、車でないと行けないところもありますし、余裕があればええかもしれません。私は残金も少ないので断りました。

ネット・ショップがあったので、1時間利用しました。1時間で100SPです。ネットはシリアでは贅沢品ですね。スピードは、そこそこ速かったです。ブログの記事を2つアップしました。

ゴロゴロパックの掃除をしていたら、横のところに穴が開いているのが見つかりました。使い始めてから、まだ1年も立っていないのに、もう穴が開くとは耐久性に乏しいです。


アレッポ観光 [シリア]

2010年10月26日(火)晴

カラージュ・ブルマン行きのセルビスがあるとガイドブックに書いてあったので、待っていましたが、来る気配がなく誰も待っていないし、諦めてタクシーで行くことに。

料金交渉をして50SPで、カラージュ・ブルマンへ。昨日のインフォの人に相場を聞いたら50とゆうとったので50にしましたが、もう少し値切れそうな気もします。

でも考えたら10SP(20円くらい)を値切るのに時間と労力を使うのは、もったいないです。

カラージュでアレッポに行きたいとゆうと、わらわらと3~4人が集まってきます。いろんなバス会社があるようです。

ひとつのバス会社に行って、料金を聞いたら150SPです。
妥当なところなので、そこに決めました。

バスは8時15分出発です。
時間になってバス乗り場に行ったら、お兄さんが座席を指定してくれます。ほぼ満員状態で出発です。飲み水のサービスがありました。

座席もゆったりとしていて快適なバスの旅です。
アレッポに着く前になったら、係りのお兄さんが座席の位置を戻しにきます。そこは、ちょっと不親切です。

2時間弱で、アレッポのカラージュに到着。

中東はカラージュとセントロが離れているのが難点です。
ここから、またセルビスなりタクシーでセントロまで移動しないといけないです。

手っ取り早く、タクシーにします。
料金を聞いたら100SPとのこと。相場が分からんので、もう1台のタクシーに聞いたら、メーター制になっています。しかも、先に一人乗っていますので、そのタクシーにしました。

海外のタクシー・メーターは異常に早く上がる場合があるらしいので、ちらちらとメーターを見ていましたが、普通のようです。

先に乗っていた人が先に降りました。メーターの料金を支払っています。メーターをゼロに戻すんかなと思っていたら、その上に加算していきます。

目的地のスークに着きました。メーターは、98.17です。半額でええんかなと思って50出したら、メーターを指差します。100SP払いましたが、何人乗っても各自メーター料金を払うシステムなんかな。

今回は他人同士ですが、知人と乗ってもそれぞれがメーター料金を払うのか、それとも割り勘が成り立つのか、中東のタクシー制度は、よう分からんです。結局、最初のタクシーのゆうとった料金と代わりませんでした。

アレッポは、シリア第2の都市です。
アラビア語名では、ハラブ(乳)とゆうて、アブラハムが乳を絞って人々に恵んだとの言い伝えに由来しています。

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大モスク(ジャミア・ザカリーエ)です。
715年、ワリード1世によって建てられました。元はキリスト教の教会だったものがモスクに転用されました。その後、この建築様式がほかのモスクの手本になったといわれています。入場料は25SPです。

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中には墓があります。
墓を見るのに男女別になっていて、女性は左側から男性は右側から見るようになっています。

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スークです。
幅500m、長さ1kmと中東一の歴史と規模を持つスークです。屋根は小ぶりの石で組まれていて、4~5mごとに四角い明かり取りが施されています。

買い物をしている女性が多いです。
シリアの女性は、顔をすっぽりとベールで覆って目さえも見えなく、全身真っ黒な姿の人も多いです。

でも、すごいおしゃれをするそうです。
ですから、下着もめっちゃ派手なんが売っています。主人一人のために飾るのがアラブ女性です。

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スークを抜けると、アレッポ城が丘の上に聳えています。
紀元前10世紀に建設された天然の丘を利用したネオ・ヒッタイト人の神殿でした。その後、12世紀に十字軍が侵攻してきた時代に要塞化されていきました。

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こちらが入口です。
16世紀に改修されたものですが、カミソリの刃1枚も入らないほどの見事な石組みです。が、門が閉まっています。あっれー、今日は休みです。

アレッポ城は、アレッポ一の観光名所です。まさか休みがあるなんて・・・中東をなめたらいかんぜよ。

外側を眺めただけで、すごすとと引き揚げました。

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アル・ワジルです。
キャラバンサライ(隊商宿)です。16世紀頃ヨーロッパの隊商が利用したのが始まりです。現在はみやげ物屋になっています。

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時計塔です。
オスマントルコ時代に建てられたものです。こうして見ると、町の造りはホムスと似ています。

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考古学博物館です。
入口の像がユニークです。こちらも休みです。シリアは火曜日休みのところが多いようです。

アレッポにはジャディデと呼ばれるキリスト教徒地区があります。
シリアとベネチア間の交易の仲買人の仕事を求めて、アルメニア人がここに住み着いたのが始まりと言われています。

その後、トルコでのアルメニア人大虐殺から逃れてきた人々が暮らすようになりました。

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マロニテ大聖堂です。
他にも教会はあるのですが、綺麗に建物が見えるのはここだけです。

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小路もヨーロッパのような雰囲気で、静かです。

帰りはバスでカラージュ・ラムーセに行こうと思いバスを探しますが、よく分からず、うろうろしていたら、親切な人がバスの乗り場とバスの種類を教えてくれました。おおきに。

ちょうどバスが止まっていて乗り込みました。料金は5SPと、タクシーの20分の1です。いかにタクシーが贅沢な乗り物かとゆうのが分かります。だんだんと、シリアの金銭感覚が身についてきて、タクシーがもったいなくて仕方ないです。

カラージュ・ラムーセからホムスまでは、同じ料金で150SPです。
ここも指定席なのですが、バスはガラガラやのに隣におじさんが座ってきます。なんも考えずに前の席からブッキングしているのでしょう。

バスが出発してから席を移動しました。なにも注意されませんので、移動はOKのようです。

17時30分ホムスのカラージュに着きました。
カラージュを出たら、さっそくタクシードライバーが声を掛けてきます。なんぼと聞くと、100SPとゆうてきます。なかには、このようにぼったくるタクシーもありますから、用心です。

カラージュから市内行きのセルビスがあるのですが、どのセルビスか分かりません。もう陽が沈むころなので、のんびりしているのも嫌で、タクシーにします。そういつもいつも助っ人が現れるとゆうわけには、いきません。

来たときと同じく50SPで交渉してセントロまで行きました。
タクシーの目安は1kmで10SPくらいでしょうか。

暑いのでジュースをよく飲みますが、シリアのジュースは330mlのアルミ缶ばっかりで、500mlやもっとでかいサイズのペットボトルは見かけません。暑いので、もっとでかいサイズのんが欲しいのですが・・・。


バールベック~ホムス(シリア)移動(セルビス) [シリア]

2010年10月25日(月)バールベック晴 ホムス晴

9時チェックアウト。

昨日、宿の人に聞いたら国境越えの車は電話して手配してあげるとゆうとったのですが、今日は、その人がいなくて、別の人にゆうたらカラージュ(バス乗り場)まで歩いていけと言われました。

カラージュまでは、それほど遠くないですが、ゆうとったんと違うやんと思いながら歩きます。

カラージュに着いて、ホムス行きの車を探して乗りました。ワゴン型のセルビスです。満員になるまで30分ほど待って、9時半過ぎに出発です。

満員じゃなくて超満員です。3人がけのところに4人座っています。
窮屈な思いをしながら、我慢です。

1時間ほどで国境に到着。
まずはレバノンのイミグレーションです。出国カードに記入して提出します。係員の人は、なにか分かりませんが、必死でいろいろと記入していて、なかなか終わりません。他の乗客はシリア人ばっかりで、簡単に終わっています。ドライバーが、やってきてまだかと催促しますが、もうちょっととゆうて待ってもらいました。

自分一人やったら気にしませんが、乗り合いの場合、他の人を待たすことになりますので気を使います。

全員、車に乗り込んでシリア側のイミグレに向かいます。
かなり走ってシリアのイミグレに到着。

と、そこで全員降ろされました。ホムスまで行くと思っていたので、アララです。宿の人の話とちゃうやんと思い、料金を聞いても言いません。宿の人に聞いていた15000LP払ったら、えらい喜んでいました。

あとから聞いた話では、料金は5000LPみたいです。3倍も払ったら、そら喜びますわな。

シリアの入国審査は、入国カードに記入して提出です。
レバノンでも、そうでしたがホテルの電話番号を聞かれました。欧米では聞かれることはないですが、中東ではそれが当たり前なんかもしれません。それやったら、入国カードにその欄を作っといたらと思うのですが、人種によって聞いているのかもしれません。

禁煙と書いてあるのに係員はタバコを吸いながら、だるそうに仕事をしています。身分
証明証を返すときには、投げて寄こします。

入国審査をしていたら日本人と出会いました。
まさかこんなところで、日本人に出会うとは思いませんでした。彼は、ビザもここで取得して、両替もしていたら、全部の手続きが終わるのに3時間くらいかかったとゆうてました。日本でビザを取っていったほうがベターやと思います。

イミグレを出てから、ホムス行きのセルビスを探します。
イミグレを出てすぐのところにワゴン型セルビスが止まっていて、料金を聞いたら$1と安いです。荷物を置くところがなくて、座席に荷物をおいたので荷物分でもう$1払いました。

ホムスのカラージュに着いて、彼はパルミラ行きで、私はホムス泊で、ここで別れました。

両替できるところがないかと探していたら、USドル払いでタクシーで行けとぎょうさんのドライバーがゆうてきます。

一人ドライバーじゃない人が、セントロへ行ったら銀行があるので、そこで両替せえとゆうてついてこいと言います。タクシーに乗れと言うので、なんぼと聞くとただやと言います。

セントロに着いて、銀行の前まで連れていってくれました。シリアのことはどう思う、ホムスのことはどう思う、俺のことはどう思うなどと聞かれて、つたない英語で感謝を伝えました。お前はラッキーマンやと言われ、確かにそうです。おおきに。

旅行中は、質問は警察官にせえ、ドライバーとかに聞いたらあかんでとゆうてくれました。

シリアのホスピタリティーは世界でも有数やと聞いていましたが、いきなりの親切で、ほんまの話しなんやと感心しました。

ATMでお金を下ろして、宿探しです。
ガイドブックに載っている宿に行きます。

今回の宿は、Hotel AL-Naserです。
シングル、シャワー・トイレ共同で、1泊300SPです。シャワーは水シャワーです。中東の安宿は水シャワーが基本のようです。ホムスは暑いので、大丈夫でしょう。

1SP(シリアン・パウンド)=約2.09円です。

1000SPで払おうとしたら、釣りがないと言われました。

昼食は、シュワルマにします。
シュワルマは、ケバブのようなもので、肉と野菜やソース、チリなどをホブスに挟んで食べます。シュワルマも、たぶん国によって作り方が違うのでしょう。シリアの特徴としては、ポテトフライが入ります。食べ応えがあるようにするためでしょうか。

それを知らんとポテトフライも注文しました。ミックスジュースを頼んで、全部で165SPでした。

ホムスはシリアで3番目に大きな町です。
町を散策してみます。シリアは信号が機能していますし、車よりも歩行者のほうが強いので歩きやすいです。

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時計塔があります。

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ハーリド・イブン・アル・ワリッド・モスクです。
636年にこの地にイスラム教をもたらした際の軍司令官のものとされる墓があり、モスクの名もそこから来ています。

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中は、質素な感じのモスクです。
墓を眺めている人が多かったです。

モスクを出たら、写真を撮ってくれとゆうてくる人がいてて、日本人が珍しいのか、誰にでも人なつっこいのか分かりませんが、今日だけで20人以上の写真を撮りました。

また歩いていたら、ホムスをどう思うと聞いてくる人も多いです。ええ町やとゆうと、嬉しそうに美しい町やろと自慢しています。自分の町をここまで自慢する人が多いのも珍しいです。

モスクのそばにインフォがあるはずなので探していたら、また声をかけられて一緒に探してくれました。

資料は日本語の資料もあります。資料や地図をもらって情報を聞いて、町の南に教会があると教えてくれて、一緒にインフォを探してくれた男性が教会まで行くとゆうので連れていってもらうことにしました。

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スーク(市場)です。
かなり古いスーくのようです。日本人が珍しいのか、じろじろと見られます。

スークの南側に教会があると思うのですが、教会に行く気配がありません。ホテルは、どこに泊まっているのかとしつこく聞くので、適当に答えておきました。

なんか、へんやぞと思い始め、挙句には両替屋に連れて行って、両替せえと言います。シリアン・ポンドはあるとゆうと、そしたら金を見せろと言います。見せる必要はないとゆうて、そこで別れました。ちゃんと案内してくれていたら、チップを払ってもよかったけど、それすらせへんで金くれは、無いと思います。

今日は親切なシリア人と親切そうにするシリア人に出会って、ええ経験でした。どこの国でも、ええ人もいれば、そうでない人もいてます。みんなを疑うのは寂しいですし、見極めは難しいですが・・・。

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あとで自分で教会を見に行きましたが、閉まっていて中には入れませんでした。

時間があったのでネットしたかったのですが、ネットカフェはありませんでした。


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