アジャンター観光 [インド]
2010年1月16日(土)晴
アジャンターは、アウランガーバードから北東へ104kmと遠いので、ツアーバスを選択しました。料金350Rs。以前は300Rsで昼食つきでしたが、値上がりして昼食なしと内容は悪くなっていました。
ホテルから30分ほど歩いて集合場所へ。
予約をしていてシートNo.11だったのですが、後ろの一番悪い席に。11で一番後ろはないやろ。また日本人と思ってなめとるなと思っていたら、前に空席が出来たので前に移してもらえました。
8時30分の出発予定でしたが、インディアンタイムで8時45分に出発です。
出発したかと思うと、いきなりガソリンスタンドへ。出発する前に入れとけよと心の中で突っ込み。
途中、ガイドとツアー客以外の人を拾って、アジャンターを目指します。
ツアー客以外のバス代は、運転手と車掌の小遣いになるのでしょう。
バスは、そんなにオンボロではなく道もいいのですが、30~40kmくらいで、のんびりと走ります。ようやく郊外に出て50~60kmくらいにスピードアップです。もっと速く走って欲しいけど、運転手の性格か、そんなに飛ばさないです。
途中15分のブレイクタイムがありましたが、インディアンタイムで30分の休憩に。
3時間かけて、ようやくアジャンター到着です。
車内で入場料250Rsとアメニティ・チャージ8Rsとエコバス代7Rsを支払って、
バス駐車場から、エコバスに乗り換えます。
エコバスで10分くらい走って、そこから坂道を上がって、アジャンターの入り口です。
アジャンターの石窟寺院が開かれたのは、ふたつの時代に分けられます。
紀元前1世紀頃の前期窟(上座部仏教期)と、紀元5世紀の後期窟(大乗仏教期)です。
前期窟は、ワーグラー渓谷に並んで全部で30ある石窟のうち、真ん中あたりの5つの簡素な石窟群。内部には装飾もさしてなく、仏像という表現がなかった時代なので、ストゥーパを礼拝対象として刻み出しています。
アジャンターは途中で放棄され、1819年この地にトラ狩りに来たイギリス人、ジョン・スミスによって偶然発見されるまで、ひっそりと眠っていました。
川の名「ワーグラー」はヒンドゥー語で「トラの谷」の意味です。
第1窟からガイドが案内してくれますが、もちろん英語ですので、英語が分からない私は離団して、ガイドブックを頼りに一人で見学です。こうゆうとき悲しいなと、いつも思います。
アジャンター、エローラとも1983年にインドで初めて世界遺産に登録された石窟群で、インドを代表する観光地です。
壁画が描かれている壁は、ノミとカナヅチで表面を削ったあと、牛の糞、粘土、もみがらを混ぜたものを塗り、さらにその上に漆喰を塗って仕上げ、その上に絵を描いています。
第1窟は、アジャンターのなかでも見どころの一つです。
ヴァーカータカ帝国の皇帝ハリシェーナが開窟した、宮殿のような豪華な造りの石窟です。
蓮華手菩薩です。
半眼でうつむく顔立ちは、法隆寺金堂に描かれた菩薩のルーツです。右手に優美さを象徴する蓮華を持ち、体を大きくS字にくねらせるインド固有の「三曲法」で表現されています。
なんの場面なのか分かりませんが、美しい壁画が並んでいます。
5世紀中ごろの作ですが、よく綺麗に残っているものです。
第9窟。
紀元前1世紀のもので、簡素なチャイティヤ窟です。
仏像表現のない時代に信仰の対象となったものです。
第17窟。
壁画の状態がよく、第1窟と並んで見どころです。
綺麗な壁画が残っています。天井の装飾も素晴らしいです。
第19窟。
ストゥーパは仏像と一体化しています。
内部の彫刻も見事です。
第24窟。
開窟途中で放棄されたものです。
石窟が掘り出されていく様子がよく分かります。
第26窟。
チャイティヤ窟です。ストゥーパは更に美しく、彫刻も繊細です。
インド最大の涅槃象も横臥しています。
大変美しい石窟ですが、未完成で放棄されてしまいました。
アジャンターの全体図です。
エローラほど広くないので2~3時間あれば、見学できます。
この日は、お遍路さんのような団代と小学生の団体がたくさんいたので、一緒になるとゆっくり見学できませんでした。特に、お遍路さんのような団代はお祈りをするので、お祈りが終わるまで待たなあきませんので、時間がかかります。信仰の場所なので、観光客が二の次なのは致し方ないところです。
エローラの石窟は、荘厳で人間の力を感じさせてくれましたが、アジャンターは繊細で華麗、人間の技術を感じさせてくれました。
ツアーバスの出発時間が15時でしたので、14時半くらいにエコバスに乗ろうと思ったら次のバスに乗れと言われました。同じツアーの人は乗っているのに、日本人差別か。なんとか粘って乗せてもらいました。日本人いじめに合うと苦労します。
出発時間を少しオーバーしたので、謝まらなあかんなあと思ってバスに戻ると誰もいませんでした。外国人観光客までインディアンタイムです。
バスは結局、35分遅れで出発しました。
帰りは、飛ばしてくれて2時間ちょっとでアウランガーバードに戻ってきました。
アジャンターは、アウランガーバードから北東へ104kmと遠いので、ツアーバスを選択しました。料金350Rs。以前は300Rsで昼食つきでしたが、値上がりして昼食なしと内容は悪くなっていました。
ホテルから30分ほど歩いて集合場所へ。
予約をしていてシートNo.11だったのですが、後ろの一番悪い席に。11で一番後ろはないやろ。また日本人と思ってなめとるなと思っていたら、前に空席が出来たので前に移してもらえました。
8時30分の出発予定でしたが、インディアンタイムで8時45分に出発です。
出発したかと思うと、いきなりガソリンスタンドへ。出発する前に入れとけよと心の中で突っ込み。
途中、ガイドとツアー客以外の人を拾って、アジャンターを目指します。
ツアー客以外のバス代は、運転手と車掌の小遣いになるのでしょう。
バスは、そんなにオンボロではなく道もいいのですが、30~40kmくらいで、のんびりと走ります。ようやく郊外に出て50~60kmくらいにスピードアップです。もっと速く走って欲しいけど、運転手の性格か、そんなに飛ばさないです。
途中15分のブレイクタイムがありましたが、インディアンタイムで30分の休憩に。
3時間かけて、ようやくアジャンター到着です。
車内で入場料250Rsとアメニティ・チャージ8Rsとエコバス代7Rsを支払って、
バス駐車場から、エコバスに乗り換えます。
エコバスで10分くらい走って、そこから坂道を上がって、アジャンターの入り口です。
アジャンターの石窟寺院が開かれたのは、ふたつの時代に分けられます。
紀元前1世紀頃の前期窟(上座部仏教期)と、紀元5世紀の後期窟(大乗仏教期)です。
前期窟は、ワーグラー渓谷に並んで全部で30ある石窟のうち、真ん中あたりの5つの簡素な石窟群。内部には装飾もさしてなく、仏像という表現がなかった時代なので、ストゥーパを礼拝対象として刻み出しています。
アジャンターは途中で放棄され、1819年この地にトラ狩りに来たイギリス人、ジョン・スミスによって偶然発見されるまで、ひっそりと眠っていました。
川の名「ワーグラー」はヒンドゥー語で「トラの谷」の意味です。
第1窟からガイドが案内してくれますが、もちろん英語ですので、英語が分からない私は離団して、ガイドブックを頼りに一人で見学です。こうゆうとき悲しいなと、いつも思います。
アジャンター、エローラとも1983年にインドで初めて世界遺産に登録された石窟群で、インドを代表する観光地です。
壁画が描かれている壁は、ノミとカナヅチで表面を削ったあと、牛の糞、粘土、もみがらを混ぜたものを塗り、さらにその上に漆喰を塗って仕上げ、その上に絵を描いています。
第1窟は、アジャンターのなかでも見どころの一つです。
ヴァーカータカ帝国の皇帝ハリシェーナが開窟した、宮殿のような豪華な造りの石窟です。
蓮華手菩薩です。
半眼でうつむく顔立ちは、法隆寺金堂に描かれた菩薩のルーツです。右手に優美さを象徴する蓮華を持ち、体を大きくS字にくねらせるインド固有の「三曲法」で表現されています。
なんの場面なのか分かりませんが、美しい壁画が並んでいます。
5世紀中ごろの作ですが、よく綺麗に残っているものです。
第9窟。
紀元前1世紀のもので、簡素なチャイティヤ窟です。
仏像表現のない時代に信仰の対象となったものです。
第17窟。
壁画の状態がよく、第1窟と並んで見どころです。
綺麗な壁画が残っています。天井の装飾も素晴らしいです。
第19窟。
ストゥーパは仏像と一体化しています。
内部の彫刻も見事です。
第24窟。
開窟途中で放棄されたものです。
石窟が掘り出されていく様子がよく分かります。
第26窟。
チャイティヤ窟です。ストゥーパは更に美しく、彫刻も繊細です。
インド最大の涅槃象も横臥しています。
大変美しい石窟ですが、未完成で放棄されてしまいました。
アジャンターの全体図です。
エローラほど広くないので2~3時間あれば、見学できます。
この日は、お遍路さんのような団代と小学生の団体がたくさんいたので、一緒になるとゆっくり見学できませんでした。特に、お遍路さんのような団代はお祈りをするので、お祈りが終わるまで待たなあきませんので、時間がかかります。信仰の場所なので、観光客が二の次なのは致し方ないところです。
エローラの石窟は、荘厳で人間の力を感じさせてくれましたが、アジャンターは繊細で華麗、人間の技術を感じさせてくれました。
ツアーバスの出発時間が15時でしたので、14時半くらいにエコバスに乗ろうと思ったら次のバスに乗れと言われました。同じツアーの人は乗っているのに、日本人差別か。なんとか粘って乗せてもらいました。日本人いじめに合うと苦労します。
出発時間を少しオーバーしたので、謝まらなあかんなあと思ってバスに戻ると誰もいませんでした。外国人観光客までインディアンタイムです。
バスは結局、35分遅れで出発しました。
帰りは、飛ばしてくれて2時間ちょっとでアウランガーバードに戻ってきました。
2010-01-20 19:18
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