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ヴァーラーナスィー観光part1 [インド]

2009年12月27日(日)晴

まずは、ガンガーの眺めを見ようと思ったら、いきなり迷子になりました。
迷路のような道は、とても数日では把握できません。

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宿の近くの風景。細い迷路のような路地。
野良牛や野良犬が沢山いてて、道はゴミとうんこだらけ、細い道なのにバイクがクラクションけたたましく走ってくる、歩くのも一苦労です。

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なんとかコンパスを頼りに、ガンガー(ガンジス河)までたどり着きました。
時が止まったように感じる風景です。

まずは、マルカルニカー・ガートを見に行きました。
ガートとは、岸辺から階段になっていて河水に没している堤の事です。
ガートは、沐浴する場として使われていますが、ヒンドゥー教徒の火葬場として使われているガートもあります。

マルカルニカー・ガートは、火葬場のガートです。
マルカルニカーとは、宝石の耳飾りのことです。ヴィシュヌ神が自ら掘った池のほとりで苦行に励んでいると、シヴァ神が現れて何でも願い事を叶える約束をしました。シヴァ神のいるこの都に永遠に住みたいとゆうと、シヴァ神は喜びに打ち震え、耳飾りが池の中に落ちたという神話に由来しています。

マルカルニカー・ガートでは、写真撮影が禁止されています。
盛んに勝手にガイドをしてくる輩が多いです。後で、高いガイド料を請求されるのが落ちですから、一人で見るとゆうて断りました。

大きな薪、小さな薪を取り混ぜて、薪を木組みにしています。重さも量って計算されて組み立てています。
担架に乗せられた遺体が運ばれてきます。遺体は、金銀オレンジ等の華やかな布に包まれ、花もたくさん供えられて運ばれてきます。華やかな布を取り除き、ガンガーの水に浸された遺体は、薪の上に乗せられます。
遺体に供えられた花を牛が食べて、おしりを叩かれて怒られています。神聖な動物でも、してええ事とあかん事あるようです。
薪に火がつけられ、その上に何かの葉っぱや油のような物、何かの粉を振り掛けています。
こぼれた葉っぱを火を怖がりもせずに、ヤギが食べにきます。
燃え盛る炎の横で、満腹になったヤギが寝ています。
青い空のもと、生にあるものと死にあるものの交錯を、ガンガーの流れが、すべて飲み込むように、とうとうと流れています。

遺体が、かなり焼けたところで、ドーム・カースト(火葬場の仕事をする人)のおじさんが、木の棒を使って、はみ出た足を火の中に入れたり、遺体をひっくり返したりして、すべてを灰に戻します。

そして遺灰は、すべてガンガーに流され、海へとたどりつき、また雨となりガンガーに降り注ぐ。輪廻転生を現しているのかもしれません。

ヒンドゥーの信仰によれば、ここで死に、遺灰がガンガーに流されると、輪廻からの解脱が得られるそうで、ヒンドゥー教徒にとって最高の幸福とされています。その為、ここで死ぬのを目的にしている人もいるそうです。


そんな風景をぼけーっとしながら見ていたら、お腹が減ってきたので(生きるサガです)ダシャーシュワメード・ロードで屋台メシを食べてから、ダシャーシュワメード・ガートへ。

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ダシャーシュワメード・ガートは、最も多くの巡礼者がやって来るガートです。
ダシャは10、アシュワメードは古代インド王位継承の際などに執り行われた特別な儀式の事です。

ヒンドゥーの信仰によれば、ガンガーの聖なる水で沐浴すれば、すべての罪は浄められるそうです。

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シャンプーもしています。

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女性は、顔と頭だけ濡らしている人が多いです。

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こちらは、身体も洗っています。
沐浴とゆうより、お風呂とちゃうん。


私も、沐浴と思いましたが、病院行きになるのが落ちなので、両手だけガンガーに浸しました。思ったより、ひやっとしていました。この日は、気温28℃でしたが、全身浸かったら、かなり寒いと思います。ちょびっとは、罪が浄められたかな?


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