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ビブロス観光 [レバノン]

2010年10月22日(金)晴一時曇

同室の人は24時過ぎに帰ってきたと思ったら、テレビをつけるわ、タバコを吸うわで、寝ていられません。欧米の非常識は中東の常識かな。我慢せな、しゃあないです。いつまでもテレビうるさいなと思っていたら、おじさんはグースカ寝ていました。朝5時です。

バスでもタバコ吸い放題で、喫煙者にとっては中東は天国です。水タバコもあるしね。

シャ―ル・ヘロウ・バスターミナルからミニバスに乗って、ジュベイルに行きます。何度も乗り降りするので扉は開けたままで疾走します。

めっちゃ飛ばすわ、車の間を縫うように走るわ(ウインカーなんてもちろん点けません)、路肩を走るわで、まるでカーチェイスです。心臓の弱い人は目をつぶっとかなあきません。帰りのバスのおじさんは、めっちゃゆっくりで周りの車にどんどんと抜かされていましたので、人によるのでしょう。

約1時間でジュベイルに到着。
運賃は2000LPです。

喉が渇いたのでジュースを購入。
1500LPと、ベイルートの倍です。観光地料金とはいえ、倍は取りすぎとちゃう。

ここから歩いてビブロスに行きます。
紀元前3000年頃、地中海交易で栄えたフェニキア人が世界で最も歴史の古い都市国家を建設しました。

世界中で使われている聖書を意味するバイブルは、ビブロスから来ています。ビブロスのギリシア名はパピルスで、書物を表しています。1984年に世界遺産に登録されました。

ビブロス遺跡への入場料は6000LPです。

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十字軍の城です。
中には出土品の展示もあります。

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ビブロスの町並みと地中海の取り合わせが、綺麗です。

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バーラット・ゲバル神殿です。
前18世紀に建てられた神殿です。

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アムル人征服時代の建造物です。

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オベリスク神殿です。
紀元前3000年頃の青銅器時代に建てられました。この遺跡では、青銅で出来た兵士の群像が発見されていて、ベイルートの国立博物館に保管されています。

見学客は少ないですが、1組だけ団体客がいてました。ツアーを催行している国もあるのですね。

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ビブロス遺跡を出て、近くに聖ヨハネ教会があります。
1115年に建設された教会です。南側の壁はローマ様式、北側の壁はアラブ様式となっているのが面白いです。中には入れませんでした。

ベイルートに戻ってきて、バスターミナルより手前で降ろされました。
ぶらぶらと町を散策してみます。

庶民的な町で、ええ雰囲気やと思って写真を撮っていたら、写真を撮るなと注意されました。軍隊でも警察でもなく、一般の男性にです。

西側のスパイとでも思ったのでしょうか。
ただの観光客が町の写真を撮るだけで気に障るとゆうのは、内紛やテロを恐れるからでしょう。

見かけは平和に見えても、その実、脅威を感じながら暮らしているやなあと、その人の一声で実感しました。まだまだ真の平和は遠そうです。

庶民の町のええところは、庶民の食べ物があるところです。
探していたけど見つからなかった、ファラーフェルがありました。

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ファラーフェルは、すりつぶした豆にスパイスなどを混ぜてコロッケのように揚げたものです。それをつぶして、トマト、野菜、チリ、ソース(ヨーグルト、タヒーナ(ごまのペースト))をホブス(パン)に挟んでいます。

料金は1500LPです。
安くて美味くて最高です。

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旧市街まで歩いてきました。
内戦の主戦場となった旧市街ですが、建物は復旧しています。

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エトワール広場です。
この広場の周りには、兵隊がぎょうさんいてて、広場に入ってくる人に目を光らせています。ここでも平和が遠いのを感じます。

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その東側には、ローマ時代の列柱が発掘途中で残っています。

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さらに東にはムハンマド・アミーン・もスクがあります。
旧市街の色合いに合わせた真新しいモスクです。

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中には、巨大なシャンデリアがあります。

モスクの隣には、大きな白いテントがあります。
ハリーリ前首相が暗殺された場所で、テントの中には彼の遺体が安置されています。冥福をお祈りいたします。

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エトワール広場の西側に行くと、ローマ浴場の跡があります。

さらに西に国会議事堂があります。
写真を撮ろうとしたら、笛を吹いて注意されました。軍関係、国関係のものは撮ったらあかんようです。


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